BNTの特徴と将来性、BNTが購入できるおすすめの取引所

仮想通貨BNTの将来性と特徴を解説

BNT(バンコール)の概要

通貨名称 BNT(Bancor)
最大発行数 8003万6199枚
公開日 2017年2月13日
公式サイト https://www.bancor.network/
ホワイトペーパー https://about.bancor.network/static/bancor_protocol_whitepaper_en.pdf

Bancorの特徴や目指しているもの

Bancor(バンコール)とは、独自のプロトコルによって仮想通貨の流動性を底上げし、「売りたくても売れない」「買いたくても買えない」という望ましくない事態を防ぐプラットフォームです。そこで使用されるトークンはBNTといいます。

世界共通の資産価値を持ち、安定した価格推移を見せている金(ゴールド)に匹敵する存在となるかもしれない存在であり、仮想通貨市場全体を活性化させる可能性を秘めています。

戦時中から存在したBancorの構想

Bancorの構想が初めて公開されたのは仮想通貨は疎か、インターネットやパソコンすらなかった1940年のことでした。提唱者はイギリスの経済学者ケインズと彼に師事したシューマッハで、その質を一言で表せば「超国家的な通貨」です。

Bancorは、多国間決済制度を通して、国際貿易に使用されます。金(ゴールド)をBancorに換えることはできますが、その逆はできません。また、個人がBancorを売買することはできません。貯金もできないため、国内の流通に影響をあたえることもありません。

この仕組のもとでは、ICUという機関がBancorを管理します。これは一国家における中央銀行のようなもので、国際貿易はICUを通してBancor建てで行われます。必然的に、輸出が輸入を上回る「黒字国家」と、輸入が輸出を上回る「赤字国家」の両方が現れます。

そして、この黒字額、あるいは赤字額が一定の水準を超えた国家に対しては、その超過分に応じた「利子」の支払いが義務付けられます。多すぎる黒字や赤字に対してはペナルティが課せられるわけです。

必然的に黒字が多すぎる国は輸出を減らして輸入を増やそうとします。一方、赤字が多すぎる国は輸入を減らして輸出を増やそうとします。黒時国が輸入を増やせば、赤字国の輸出が増えます。また、黒字国が輸出を減らせば、赤字国の輸入も減ります。

すると、黒字国の黒字は減り、赤字国の赤字も減ります。黒字や赤字は必然的に改善されるのです。この仕組のもとではゴールドと各国の法定通貨は国際貿易の中で使用されなくなるので、国家間での移動もなくなり、グローバル経済の影響を抑えられるというのが理論です。

1944年に開催されたブレトンウッズ会議でイギリスがBancorの導入を提案しましたが、アメリカ合衆国側からの同意を得られずに、実現に至ることはありませんでした(その代わりに、米ドルとゴールドの兌換性を維持した上で固定相場を採用することが決定されました)。

さて、ブレトンウッズ会議から約65年後の2008年。世界的な金融危機の発生に伴い、過去の異物とみなされていたこの構想が注目されます。ケインズの意見を採用していれば、先進国・途上国ともにもっと経済は安定していたはずだ、という経済学者も現れます。

そしてそれから約10年後の2017年に誕生したのがプラットフォームのBancorです。ケインズのBancorとプラットフォームのBancorは全く同じものではありませんが、プラットフォームのBancorにケインズのアイデアが色濃く反映されているのは事実です。

Bancorの仕組み

Bancorを一言で表せば、「仮想通貨が売りたくても売れない、買いたくても買えない」という事態を防ぐためのものです。

仮想通貨の抱えている問題点の一つに、流動性の低さがあります。流動性とは簡単に言えば、金融資産の他の資産への変換の容易さのことです。例えば、普通預金はいつでも現金に変えられるので「流動性が高い」と言えますし、非上場企業が発行している株式は「流動性が低い」といえます。そして、仮想通貨の流動性は、一部のメジャーなものを除けば、決して高くはありません。

仮想通貨の他の資産への変換は基本的に仮想通貨取引所で行いますが、そこで取引が思った通りにできずに苦労した経験がある方はいらっしゃることでしょう。特に取引所自体に人が少なかったり、マイナーな仮想通貨だったりすると、その傾向は顕著になります。間違いなく相場は上昇しているのに、たまたま買い手が見つからなかったというだけで高く売れないというのは望ましいことではありません。仮想通貨はこのような流動性の問題を常に抱えています。

これを解決するのが、Bancorの役割です。Bancorでは、人間ではなくシステムが価格を決定します。人間が価格を決めようとすると、どうしても価格に乖離が生じてしまうからです。この乖離を埋めるためには、片方もしくは両方が妥協するか、他の市場参加者が現れるのを待つしかありません。

一方、Bancorでは事前に組まれた計算式を元に価格が自動決定されるため、取引成立に時間がかかりません。価格に対する合意がなくても取引が成立するという点では成行注文に近いですが、成行注文と指値注文が入り交じる取引所と違い、Bancorには指値注文が存在しません。聞いたことがないような超マイナー通貨の交換も、スムーズに行えるようになります。

また、Bancor上では、ユーザーが独自にトークンを発行できます。トークンを発行する際には、イーサリアムもしくはERC20トークンを準備金として差し出さなければなりません。トークン市場が活発でない場合でも、売り手はトークン発行者の用意した準備金と交換してもらえます。金本位制ならぬイーサリアム本位性ですね。

取引で売れなくても買い取ってもらえる、という安心感があるため普及しやすく、それが価格を安定されると言われています。

筆者が考えるBancorの今後の将来性

Bancorの将来性には、正直な所あまり期待していません。その仕組みが壮大過ぎて成立するかどうかが疑わしいという点もあるのですが、それ以上にメリットのインパクトがあまりない(メリット自体は大きいのだが、大きく見えない)という点が問題だと考えています。

例えば、仮想通貨の流動性自体は問題ですし、それを高めることは素晴らしいことですが、メジャーな取引所でメジャー通貨を売買する限りは流動性の低さに悩まされることはあまりありません。逆に流動性の低いマイナーな仮想通貨は、取引する人が少ないので、その流動性の低さを問題視する声は小さいままです。マイナーな仮想通貨であっても、その性能や構想が優秀ならばいずれはメジャーになるはずで、そうなれば流動性の問題は解決されます。

価格決定の複雑さも大きな足かせです。よくわからない計算式に基づいて勝手に売られるくらいならば、自分で指値注文して売れなかったら諦める、というのを選ぶ方も少なくないのではないでしょうか。

Bancorが日本に上場する可能性

時価総額も低く、知名度もあまりないため、すぐに上場される可能性はほぼないでしょう。将来性を感じる場合は、海外の取引所の利用をおすすめします。

Bancorが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • HITBTC
  • Bittrex
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