銃器に関する仮想通貨GUN!特徴と今後の将来性を調査してみた

GUNの特徴・将来性を調査

GUNの概要

通貨名称 GUN(Guncoin)
最大発行数 5億枚
公開日 2014年5月
公式サイト https://guncoin.info/
ホワイトペーパー

GUNの特徴や目指しているもの

GUN(Guncoin/ガンコイン)は、銃器関連商品の売買時の決済手段として使われることを目的とした仮想通貨です。NeoScryptという次世代のPoW(Proof of Work)アルゴリズムを採用しているため、従来のScryptより安全で消費メモリが少なく、高度な分散化を図れることが大きな特徴です。また、ACPという攻撃回避システムにより、PoW通貨の脅威である51%攻撃を効率的に防ぎます。

米国でも意外とハードルの高い銃器関連商品の取引

スイスの銃器関連情報センターの調査によれば、2007年時点での米国における銃の流通量は2億7000万丁です。米国の人口が約3億2500万人ですので、概ね1人が1丁の拳銃を保有しているという計算になります。もちろん、実際には複数保有している人もいるため、このデータだけでほぼ全員が保有していると結論付けるのは誤りですが、米国の銃保有率が他国と比べて極めて高いのは事実です。

これだけ銃保有率の高い米国ならば、銃も簡単に取引できるのでは、と思われるかもしれませんが、実は米国で銃(関連商品含む)を購入する上で超えなければならないハードルが一つあります。適切な支払い業者を見つけることです。

例えば、Paypal(個人向けのオンライン決済代行サービス)では、米ドルを用いた銃器取引を受け付けていません。また、Bitpay(仮想通貨ウォレット決済事業者)はビットコインを用いた銃器取引を受け付けていません。

さらに、米国で人気がある多くのクレジットカード会社は、やはり銃取引を受け付けていません。銃取引に使える支払手段というのは限られてくるわけです。

最近はサードパーティプロセッサー(取引をしている当事者以外の第三者が事務処理を引き受けること)が増えてきていますが、これらは極めて高い手数料(通常25%以上!)を請求されるなど、取引者に極めて不利な仕組みになっています。

GUNはこうした面倒で不自由な銃取引をより安全に、安い手数料で行うための仮想通貨です。顧客のプライバシーを保護し、短期間で安全な方法を提供します。

NeoScryptでマイニングの寡占化を抑止

NeoScryptは、従来のScryptに変わる次世代のPoW(Proof of Work)アルゴリズムです。PoWとは簡単に言えば、ブロックの生成(取引台帳への記帳)及びそれによる報酬受取の権利を、計算競争で決める仕組みのことです。

ネットワーク上のコンピュータ(ノード)は一斉に計算を開始し、最も早くそれを解いた者にブロックの生成、報酬受取の権利が与えられます。この行為をマイニング、それを行う人をマイナーといいます。

この方法はハッキングに対して強い半面、計算競争になるため電力消費量が多く、また高性能なコンピュータが必要になるためマイニングの寡占化を招きやすいという問題がありました。

最近はこれを解決するためのPoS(Proof of Stake)という仕組みも人気が出つつありますが、GUNはPoWを維持したままNeoScryptを導入することによって改善を図っています。NeoScryptはより安全であり、しかも必要なメモリが少ないため安価なコンピュータでもマイニングに参加でき、したがってマイニングの寡占化も起こりづらいです。

また、NeoScryptにはASIC耐性があります。ASIC耐性とは、ASICというコンピュータでマイニングされないという特徴です。ASICはGPUやCPUと違いマイニングに特化されたコンピュータです。効率的なマイニングを可能にする半面、価格はかなり高額です。

ASIC耐性のない仮想通貨(ビットコインなど)はマイニングの殆どをASICが占めるため、高額なASICが用意できない個人や弱小マイニンググループが参入しにくく、その結果寡占化が進みがちです。GUNはGPUやCPUでもマイニングできるため寡占化が起こりづらく、高度な分散化を実現できます。

ACPで51%を抑止

ACPは、51%攻撃を防止するための仕組みです。Peercoinという仮想通貨で初めて導入された技術です。

51%攻撃とは、マイニングの計算能力の過半数を特定のマイニンググループが保持したときに起こりやすくなる、ブロックチェーンに対する攻撃のことです。技術的な話は割愛しますが、計算能力の過半数を保持したマイニンググループは、正当な取引が承認されるのを防いだり、自分の取引を取り消したり(=二重支払い)できます。

51%攻撃は攻撃者にとって必ずしも利益があるものではなく(攻撃を行うとその仮想通貨の価値が下がると考えられるためです。価値の下がったものをたくさん得ても仕方ありません)、またそれだけ計算能力があるのならば正当なマイニングに参加したほうが効率的に稼げるという見方もありますが、51%攻撃の存在がリスクになることは確かです。

ACPはブロックチェーンの履歴を保護することによって、51%攻撃を効率的に防ぎます。もともとASIC耐性があるためマイニングの寡占が起こりづらいGUNですが、ACPでそれをより盤石にしています。

eHRC

eHRCは、GUNで調整されている難易度調整アルゴリズムです。難易度調整アルゴリズムとは、仮想通貨のマイニングの難易度を自動的に調整する仕組みのことです。

前述の通り、ブロックチェーンのブロックは複雑な計算を解くことによって生成されています。一方で、その計算を行うコンピュータの性能は年々上がっていきます。つまり、何もしないとブロックが生成されるスピードはどんどん上がっていく、ということになります。ブロックチェーンのブロックは一定時間ごとに生成されることが望ましいため、これを放置するのはよくありません。そこで行われるのが難易度調整です。

ブロックの生成スピードが早くなってきたら、計算をより難しくしてブロック生成スピードを遅らせます。逆にブロック生成スピードが遅くなっている場合は(マイナーの減少などで一時的に遅くなることはままあります)、計算をより簡単にしてブロック生成スピードを早くします。これを繰り返すことによって、ブロック生成スピードを一定に保ちます。

難易度調整はビットコインを筆頭に多くの仮想通貨で採用されている仕組みですが、eHRCはGUNのマイナーをより効率的に保護できるという点で優れています。マイナーの保護はマイニングの安定性を高め、より多くのマイナーの参加を促します。

筆者が考えるGUNの今後の将来性

現時点では、多少の値上がりを期待しています。市場がかなり限定的であるため、大きな価格上昇は期待できないでしょうが、銃取引を想定した仮想通貨というのは唯一無二であり、ある程度の需要は見込めるものと考えられます。

草コインですがロードマップも用意されており、Twitterアカウントもそれなりに稼働していることから(フォロワー数は1000人程度)、少なくとも現時点で開発が放棄されている、ということはないでしょう。あとはさらなる販路拡大に期待したいところです。

GUNが日本に上場する可能性

現状では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに海外の取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを通じて買うといいでしょう。

GUNが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
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