XZCの特徴や将来性、XZCが購入できるおすすめの取引所

XZCの今後の将来性

XZC(ゼットコイン)の概要

通貨名称 XZC(Zcoin)
最大発行数 2100万枚
公開日 2016年10月6日
公式サイト https://zcoin.io/
ホワイトペーパー

XZCの特徴や目指しているもの

XZC(ゼットコイン)は匿名性に重点を置いた仮想通貨です。最高発行枚数やコンセンサスアルゴリズム、ブロック生成速度などはビットコインと同じですが、性能的にはむしろZcashと呼ばれる匿名通貨と比較されることが多いです。

どちらもゼロ知識証明と呼ばれる技術によって非常に高い匿名性を実現していますが、開発者はXZCの方が安全性が高いと主張しています。

多くの仮想通貨が抱えている問題点

現在、ビットコインを始めとする多くの仮想通貨は匿名性に問題を抱えています。多くの仮想通貨は通常、アドレスを元に通貨のやり取りを行います。アドレスは単なる数字やアルファベットの羅列であり、それ自体に個人情報が紐付けられているわけではありません。

しかし、何らかの事情でアドレスと個人情報が紐付けられてしまった場合、今までの通貨のやり取りはすべて外部に筒抜けになってしまいます。仮想通貨取引所には個人情報が登録されており、それが流出してしまう可能性は常に存在します。XZCはそのようなリスクがない、極めて匿名性の高い仮想通貨です。

XZCを支える「ゼロ知識証明」とは

ゼロ知識証明とは、あることが真実であると証明したい人(証明者)が、「真実である」ということ以外の情報を披露することなく、第三者(承認者)に対して真実を伝える手法のことです。

通常、何かが真実であると証明するためには、それを裏付けるための証拠が必要になります。例えば、魔法の扉を開ける合言葉を知っていると証明したい場合は、実際に第三者の前で扉を開ける必要があります。それをせずにただ「この合言葉は本物だ」と繰り返しても、周囲からは相手にされないのがオチです。

しかし、ゼロ知識証明を使うと、「この合言葉は本物だ」というだけで、それが真実であると証明されてしまうわけです。一体どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

ゼロ知識証明の説明によく使われるのが洞窟の問題です。洞窟の外(入口付近)には承認者が立っており、洞窟の中には証明者がいます。洞窟は入った直後にAの道とBの道の2手に分かれていますが、その先でループするようにつながっています。

ただし、その中間には魔法の扉があり、合言葉を使わなければ持っていなければ扉は絶対に開けられません。合言葉を知っていればAの道から入ってBの道から出てくる(あるいはその逆)事が可能になります。

承認者はその合言葉をお金を払ってでも知りたいと考えていますが、証明者が本当の合言葉を知っていると確認が取れるまではお金を払いたくないと考えています。

一方、証明者はお金をもらえるならば教えてもいいけれど、お金がもらえるまでは教えたくないと考えています。このような状況下で、両者が満足のいく取引をするためにはどうすればいいのでしょうか。

証明者がAの扉から入ってBの扉から出てくる(あるいはその逆)、というのはダメです。承認者が証明者にばれないように後をつけ、合言葉を盗み聞きする可能性があるからです。これでは証明者が安心して取引ができません。

正しいやり方は以下のとおりです。まず、証明者は承認者を洞窟の外(入口付近)で拘束し、絶対に洞窟に入ってこられないようにします。次に証明者はAの道かBの道、どちらか一方を選んで進み、魔法の扉を開けて「どちらの道から出てきてほしいか」を大声で訪ねます。承認者はどちらか一方の道を指定し、証明者は言われた方の道から出てきます。

証明者が本当に合言葉を知っていた場合、承認者が「最初に入った道と同じ道」を指定しても、「最初に入った道と違う道」を指定しても問題なく出てこられます。つまり、100%の確率で指定通りに答えられます。

しかし、証明者が合言葉を知らなかった場合、「最初に入った道と同じ道」が指定されれば問題なく出てこられますが、「最初に入った道と違う道」を指定された場合は出てこられません。つまり、50%の確率でしか指定に答えられないわけです。

証明者が合言葉を知らなかった場合、これを20回繰り返してなおすべての指定に答えられる確率は0.0001%です。つまり、ほぼ確実に嘘がバレるわけです。一方、証明者が合言葉を知っている場合は、何度繰り返そうが100%指定に答えられます。100%指定に答えられるということは、実際にその合言葉を知っている証明になります。これがゼロ知識証明です。XZCはこの仕組みを仮想通貨に取り入れているため、取引を第三者(承認者)に公開せずとも、取引の正当性を担保できるのです。

XZCとZcashの違い

XZCとZcashはどちらもゼロ知識証明によって高い匿名性を実現していますが、匿名性が保てる範囲に違いがあります。XZCでは、通貨の取引量(送金額)は公開されます。一方、Zcashは通貨の取引量も非公開となります。

これだけ見るとZcashの方が匿名性が高くて安心なのではないかと思われるかもしれません。しかし、取引量まで隠してしまうと、外部から攻撃を受けたときにその追跡が困難になってしまいます。

XZCはあえて取引の内容の一部を公開することによって、万が一の事態にも対応できるようにしているのです。総合的なセキュリティは、開発者が言うようにXZCの方が高いと言えるでしょう。

Znodesが取引を承認

Znodesとは、XZCの取引の承認を行うコンピュータです。計算能力が高ければ取引の承認ができるビットコインとは違い、XZCではどんなに計算能力が高くてもZnodesにならなければ取引の承認が出来ません。Znodesになるためには1000XZCを担保として預ける必要があります。

筆者が考えるXZCの今後の将来性

XZCの将来性は不透明です。少なくとも日本においては、事実上のホワイト入りを果たすのは容易ではありません。日本政府は仮想通貨に対しては比較的積極的に導入を勧めている一方で、匿名通貨に対しては消極的です。マネーロンダリングや脱税、ブラックマーケットなどに使われることを考えれば、それももやむなしでしょう。

ただ、前述の通りXZCはあえて取引量を公開することによってセキュリティを高める方策をとっていますので、少なくともZcashよりは親和的であるとも言えます。性能自体はたしかに優秀で、開発もそれなりに進んでいるので、分散投資の投資先の一つとして選択肢に入れるのはいいかと思います。

XZCが日本に上場する可能性

匿名通貨の上場に消極的な日本の金融庁・仮想通貨取引所の態度を考えると、今後すぐに上場される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。海外の取引所にはすでに上場されていますので、そちらを利用したほうがいいでしょう。

XZCが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Bittrex
  • UPbit
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