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IOTA(MIOTA/アイオータ)の概要
通貨名称 | IOTA(MIOTA/アイオータ) |
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最大発行数 | 約2800兆枚(実質的には約28億枚) |
公開日 | 2017年6月 |
公式サイト | https://iota.org/ |
ホワイトペーパー | https://iota.org/IOTA_Whitepaper.pdf |
IOTAの特徴や目指しているもの
IOTAとは、今後社会への導入が進むと予想されているモノのインターネット化(IoT)のコスト削減を目的とする仮想通貨です。小額決済に特化した設計になっており、他の仮想通貨では見られないDAGという仕組みを採用しています。
IOTAの仕組み
我々の未来を大きく良い方向に変えるかもしれないIoTですが、一方でデータ改ざんのリスクやひんぱんな通信によるコスト負担が増えるといった懸念もあります。このような問題点を解決する可能性を秘めているのがIOTAです。
IOTAの最大の特徴は、ブロックチェーンではなくDAGという技術を採用していることです。DAGは非常に複雑な仕組みであるため細かい説明は避けますが、取引の記録が一直線上に伸びていくブロックチェーンとは違い、こちらは取引の記録が網目状に伸びていきます。また、マイニングも存在せず、性能の低いコンピュータでも承認作業ができます。
これにより、強固なセキュリティとスケーラビリティ、そして手数料無料を実現しています。特にセキュリティ性は極めて優秀で、将来の実用化が期待されている量子コンピュータに対する耐性(量子コンピュータ耐性)も備えているとされています。
IOTAの発行量は2800兆枚?28億枚?
IOTAの発行枚数は2800兆枚です。世界中で毎日大量に行われる取引をカバーしなければならないため、これだけ大量の通貨が発行されているのです。しかし、仮想通貨取引所では通常、100万枚を1単位として取り扱っているため、実質的には28億単位と考えることもできます。
IOTAの将来性
IOTAと競合する可能性が高いのがイーサリアムクラシックです。イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂してできた仮想通貨であり、その名前からもわかるように、支持者からは「我々こそが元祖イーサリアムである」と主張しています。最近はIoT分野への進出も視野に入れているので、そのまだ判断がつきません。
IOTAが日本に上場する可能性
IOTAが将来的に日本に上場する可能性は高いと考えられます。日本の仮想通貨取引所はメジャーな仮想通貨に銘柄を絞ることが多いのですが、IOTAは時価総額ランキング10位前後と世界的にはかなりメジャーなため、チャンスは十分にあるといえるでしょう。