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NIO(auton/オートン)の概要
通貨名称 | NIO(auton/オートン) |
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最大発行数 | 2億2000万枚 |
公開日 | 2017年11月 |
公式サイト | https://auton.io/ |
ホワイトペーパー | https://auton.io/images/autonio-whitepaper-v3.0.pdf |
NIOの特徴や目指しているもの
NIOは、2017年11月に取引がはじまった、Autonioというプラットフォーム上での仕様が想定された仮想通貨です。Autonioは分散型のAI取引システムであり、このシステムを稼働させるために使われるのがNIOです。
NIOの仕組み
Autonioは仮想通貨の問題点である「小さい時価総額」と「未整備の市場」という仮想通貨取引市場の2つの問題点を解決するために作られた、新しいプラットフォームです。
Autonioの仕組みと役割
Autonioは現状のトレーディングの仕組みを見直して、より良いものに変えるためのプロジェクトであり、最初の分散型インテリジェントトレーディングシステムを提供します。利用者は、ローカルコンピュータやヴァーチャル・プライベート・サーバ(VPS)を活用するために、毎月50ドルを支払うことになります。
VPSでは、ユーザーゲストごとにゲストOSが用意されます。ゲストOS同士は原則として干渉することがないため、他のユーザーの影響によって障害が発生することはありません。CPUもそれぞれの性能が確保されるため、共用サーバと比べて便利であるといえます。
アマチュアトレーダーにも利益をもたらす
Autonioのプラットフォームは非常に使いやすいものになる予定です。使いやすいということは、アマチュアトレーダーを含めたすべての利用者の利益を得られるチャンスが増大する、ということです。通常のプラットフォームだとどうしてもプロのトレーダーが優位になってしまう一面がありますが、Autonioはそのような不均衡はありません。
取引を自動化するAIトレーディングボット
AutonioにはAIトレーディングボットが搭載される予定です。AIトレーディングボットとは。つまり人工知能(AI)が事前に設定したルールに基づいて取引をするボットツールです。ボットとは、一定のタスク、処理を自動化するためのアプリケーションやプログラムのことで、投資の世界では特に重宝されています。
時間とともにトークンが償却される
AutonioのトークンであるNIOは、時間とともに償却されていきます。償却とは簡単に言えば、仮想通貨と二度と取り出せないアドレスに送金することによって、市場の流通量を減らすことです。英語では「Burn」と呼ばれるこの仕組は、NIOを含めたいくつかの仮想通貨で採用されています。
仮想通貨が焼却されると、市場の流通量が減ります。市場の流通量が減ることは供給が減ることであり、市場原理が働けば、供給の減少とともに価格が上昇すると考えられています。NIOは最終的には全体の80%が償却されます。
発行枚数と値動きの仕組み
NIOの総発行枚数は2億2000万枚です。ビットコインの2100万枚、ライトコインの8400万枚、モナコインの1億500万枚などと比べると、かなり多くなっています。発行枚数が多いということは、言い換えれば単価が安くなりやすいということです。
発行枚数が多く、単価が安いコインは見かけ上の価格がやすいため、投機筋の投機の対象とのなることがあります。そのため、短期間に価格が急上昇することもあります。もちろん、逆に短期間の間に価格が暴落することもあるので、一概におすすめとは言えませんが。
筆者が考えるNIOの今後の将来性
現時点では、それなりに期待しています。仮想通貨の取引プラットフォームは多くの人に求められているものでありながら、今までなかなか実現しませんでした。技術的なハードルがあるためです。それを実現したというのには、大きな価値があります。
ただ、現時点ではNIOは草コインの一種に過ぎないこともまた確かです。期待はしてもいいですが、期待し過ぎは禁物です。あくまでも分散投資の対象の1つとしてみるのがいいでしょう。
NIOが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の仮想通貨取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
NIOが購入できる海外の取引所一覧
- Ether Delta