QTUMの特徴や将来性、QTUMが購入できるおすすめの取引所

QTUMの今後の将来性

QTUM(クオンタム)の概要

通貨名称 QTUM(Quantum)
最大発行数 1億枚(その後年1%で増加)
公開日 2016年12月29日
公式サイト https://qtum.org/en/
ホワイトペーパー https://qtum.org/uploads/files/a2772efe4dc8ed1100319c6480195fb1.pdf

QTUMの特徴や目指しているもの

QTUM(クオンタム)はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のいいとこ取りと呼ばれることが多い、独特なオープンソースのブロックチェーンです。中国初のプロジェクトですが、開発はシンガポールを拠点とするQTUM財団が行っています。ビットコインの安全性と、イーサリアムの拡張性を兼ね備えており、知名度こそ高くないものの、それゆえに価格が安く大きな利益が見込めます。一方で後発組の仮想通貨の中には、QTUMよりも更に高性能なものもあるため、注意が必要です。

ビットコインとイーサリアム、それぞれの長所と問題点

ビットコインは時価総額1位の仮想通貨、イーサリアムは時価総額2位の仮想通貨(正確にはプラットフォーム)です。どちらも時価総額が高いだけあって基本的な機能は優秀ではありますが、一方で問題点も少なくありません。

Bitcoinの長所は安全性です。もちろん、後発の仮想通貨と比べると劣る点もあるのですが、余計な機能が搭載されていないため、ブロックチェーンの安全性自体は非常に高いです。マイニングの分散化が進んだことによって51%攻撃などのリスクも低下してきており、資産としては優秀です。

一方、問題点は拡張性の低さです。ビットコイン(BTC)はあくまでも通貨としての役割が強いため、拡張性に優れているイーサリアムと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。その他にもスケーラビリティ問題(ブロックサイズが小さいことにより、送金速度が遅れたり、送金手数料が高くなったりする問題)なども抱えており、時価総額1位といえども決して万全とは言えません。

イーサリアムの長所は拡張性です。イーサリアムでは、送金情報とは別に、契約の条件を付与することが出来ます。取引で行われる契約を事前に定義し、その条件が満たされると自動的に契約が実行されます。このような仕組みをスマートコントラクトといい、契約内容はブロックチェーン上に半永久的に保存できます。

一方で、このような高い拡張性は、セキュリティに対して悪影響を与えます。イーサリアムは複雑な処理に対応できる半面、リプレイアタック(分岐前後のブロックチェーンに同じ情報を与える攻撃)に弱く、前々からその脆弱性が指摘されています。2016年6月にはThe DAOというプロジェクトで脆弱性を突かれ、多額のイーサリアムが盗まれるという事件がありました。この事件自体はThe DAOの不備であり、イーサリアムの問題ではないのですが、この問題を解決するための方法でコミュニティは対立。

多くの人はハードフォーク(互換性のないアップデート)によって盗難自体をなかったことにするという手法を支持しましたが、少数はそれを中央集権的であるとして嫌い、イーサリアムは分裂。前者はイーサリアム(ETH)、後者はイーサリアムクラシック(ETC)として歩むことになります。

イーサリアムクラシックは、イーサリアムと比べて拡張性を抑制する代わりに、安全性を重視しています。逆にイーサリアムは拡張性重視です。安全性を無視しているというわけではありませんが、できることがあまりにも多いゆえに安全性に不安があることは確かです。

このように、ビットコインとイーサリアムにはそれぞれ違った長所と短所があります。双方の長所を活かしつつ、短所は穴埋めしたのがQTUMです。

ビットコインの仕組みを元に安全性を確保しつつ、スマートコントラクトを実現

QTUMの残高管理は、ビットコインでも採用されているUTXOベースで行われています。UTXOとはUnspent Transaction Outputの略で、簡単に言えば、受け取った金額のうち、未使用分を残高として計上する方式です。

例えば、Aさんが誰かから10コイン受け取り、別の人に3コイン支払った場合、未使用分=残高は7コインとなります。もらった額と払った額の差額が残高となるわけですね。この仕組みは改ざんに強い反面、ある人の残高を調べるために大量の処理が必要になるという欠点もあります。

一方、イーサリアムはアカウントに直接残高が記録されています。アカウントの残高を直接調べられるのは大きなメリットですが、リプレイアタックへの耐性に難点があります。

QTUMでは、UTXOをベースに採用することによって安全性を確保しつつ、ブロックチェーンにAALという独自の階層を加えることによって、スマートコントラクトを実現しています。

本来、UTXOベースではスマートコントラクトを扱えないのですが、AALを橋渡し役にすることによって、それを実現しています。ビットコインの安全性を取り入れつつ、イーサリアムの拡張性も手に入れたわけです。

コンセンサスアルゴリズムはPOSを採用

QTUMのコンセンサスアルゴリズム(取引承認の仕組み)はPOSです。POSは取引承認者を、通貨の保有量に応じて抽選で選ぶシステムです。たくさん通貨を持っている人ほど承認者に選ばれやすく、その結果受け取れる報酬も多くなります。

ビットコインのようにマイニング競争による過度な電力消費や寡占化が発生しづらい、優れた仕組みです。反面、富めるものが更に富むという欠点は十分解消されていないという批判もあります。

筆者が考えるQTUMの今後の将来性

QTUMの将来性は高いと考えています。機能自体もさることながら、中国の中央銀行や地方政府などと対談を進めていることもその一つです。

QTUMのCEO Patrick氏は、QTUMは中国で最も影響力があるプロジェクトであり、中国の要人とも対談を行うことによって、今は仮想通貨に対して否定的な姿勢を見せている中国政府を、肯定的な意見に切り替えさせるように努めているとのことです。

中国という国家は、巨大マーケットなだけに、これがうまく行けばQTUMは計り知れない価値を持つことでしょう(もちろんPatrick氏はQTUM側の人なので、ポジショントークが入っている可能性は大いにありますが……)。

一方、懸念点はビットコインやイーサリアムの影響を受け易いことです。QTUMとビットコインやイーサリアムは本来別の通貨ですが、ベースになっているだけに、BitcoinやEthereumのネガティブなニュースに引っ張られる可能性はあります。

QTUMが日本に上場する可能性

現時点ではその兆しはありません。早めに仕込んでおきたい場合は、海外の仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

QTUMが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • BITFINEX
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