仮想通貨LUNの今後どうなる?LUNの特徴や将来性について徹底解説

LUNの今後の将来性

LUN(ルーナー)の概要

通貨名称 LUN(Lunyr)
最大発行数 約270万枚
公開日 2017年3月
公式サイト https://lunyr.com/
ホワイトペーパー https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Lunyr-WhitePaper-ENG.pdf

LUN(ルーナー)の特徴や目指しているもの

LUNは次世代のWikipediaを目指す分散型百科事典開発プロジェクト「Lunyr」で使用されるイーサリアムベースのトークンです。執筆者は記事を作成し、その見返りとして報酬を受け取ります。Wikipediaと違いユーザーに対して報酬が支払われるのが最大の特徴で、これがインセンティブとなります。

Wikipediaの仕組みと問題点

オンライン百科事典としては最も有名なWikipediaは世界中の人々が自分の知識を持ち寄り、編集し、閲覧できる、無料のツールです。2001年から始まった歴史のあるサービスであり、英語記事は500万以上、日本語記事も110万以上存在しています。対象となる分野も歴史、政治、学問、サブカルチャーなど多岐にわたっており、資料として、あるいは読み物として利用したことがある方も多いことでしょう。

非常に便利であり、優れた記事も多いWikipediaですが、一方で誰でも編集ができる仕組みになっているため、信憑性に難のある記事も少なくありません。

もちろん、編集の方針やガイドラインは定められているのですが、膨大な数の記事を少ない管理者が全てチェックするのは事実上不可能です。小さな誤字脱字はともかく、明らかな事実誤認などが放置されているのは問題と言わざるを得ません。

例えば、英語版には2007年から2012年までの間、「Bicholim conflict(ピコリム戦争)」という記事が存在していました。これは17世紀に発生したとされる、ポルトガルとマラータ王国の「実在しない戦争」を「実在したかのように」についてまとめたものでしたが、5年もの間放置されていました(現在は修正済)。体裁さえ整っていれば、ある程度はスルーされてしまうのです。

また、刊行文献主義をとっているため、刊行物はその内容が間違っていても資料として認められる一方で、個人のブログや動画などはそれが事実であっても資料として認められないという矛盾が生じています。

その他にも思想の対立を原因とする編集合戦や単なる荒らしの存在、更にはサーバーダウンや資金の不安定さなど、問題点は少なくありません。Wikipedia以外にもオンラインの百科事典では存在していますが、信憑性の低い記事が少なからず存在するという点では変わりありません。

特に重大なのが資金の不安定さです。Wikipediaは編集にも閲覧にもお金がかからない、広告も掲載されない無料のオンライン百科事典であり、その運営資金は主に寄付から成り立っています。

広告を掲載するとどうしても広告主の意見を汲まなければならず、公正な百科事典ではなくなってしまうためですが、そのために収入源が非常に不安定になってしまっています。Wikipediaのトップページの募金を求めるバナーにうんざりさせられたことがある方も少なくないでしょう。

現状、Wikipediaを運営するWikimedia財団は黒字経営が続いており、総資産・純資産ともに増加していますが、収入の9割が寄付金とその不安定さは否めません。こうした従来のWikipediaを筆頭とするオンライン百科事典の問題点を解決し、より信頼できる分散型百科事典を作るプロジェクトがLunyrです。

Lunyrの仕組み

Lunyrは、イーサリアムベースの分散型百科事典です。ユーザーが記事を書いていくという根底のシステムはWikipediaと同じですが、様々な工夫によって記事の品質向上を図っています。

記事の執筆者は、記事を投稿する際に手数料を支払います。記事の投稿を有料にすることによって、荒らし記事の投稿を防ぎます。記事の投稿を有料にしたら誰も執筆しなくなるのでは、と思われるかもしれませんが、書いた記事がレビューに通り、公開されればより多くの報酬が受け取れるため、記事を書くインセンティブは存在します。

記事のレビューを行う人をレビュワーといいます。レビュワーに対しても報酬が支払われます。レビュワーは投稿を行うすべての執筆者の中からAIの機械学習を使って選ばれます。レビューする記事は必ず自分の精通しているジャンルになるため、よく知らない分野のレビューをさせられることはありません。

内部トークン「CBN」と「HNR」の使い道

記事の投稿やレビューで受け取れるトークンには「CBN」と「HNR」があります。どちらも他の人には譲渡できず、Lunyrのシステム内から出すこともできません。

CBNは取引所で取引できるLUNと交換できるトークンです。CBNの保有者には、その保有量に応じたLUNが与えられます。

HNRは、記事の内容について論争が遭ったときの投票に使用される投票券です。HNRを保有できるのは記事の執筆者やレビュワーなどの知識がある人のみであるため、悪意あるユーザーや無知なユーザーによって良質な記事が勝手に書き換えられる心配はありません。

また、Lunyrは運営費用を稼ぐために広告を募集します。個人や法人はLUNを使って広告を掲載します。こうして集められたLUNはプールされ、執筆者やレビュワーに対しての報酬支払に使われます。

筆者が考えるLUNの今後の将来性

現時点では判断が難しいところです。Wikipediaを超える分散型百科事典を、というプロジェクトは壮大ですが、やはりライバルとなるWikipediaの大きさが厄介です。確かに何かと問題点が多いWikipediaですが、中央集権サイトならではの強みもありますし、現時点での知名度は抜群です。

そもそもあのサイトのユーザーがどこまで正確性・信憑性を求めているかには疑問符が付きます。本当に正確なことが知りたい人はより信頼できる資料を探すでしょうし、資料としてよりも読み物として楽しんでいる人が少なからず存在するのではないかと推測しています。そうした人に対して、Lunyrはどこまで有益なのでしょうか……

記事を書いて報酬を受け取るという仕組みは、STEEMやALISにも似ています。STEEMやALISは百科事典というよりもSNSという面が強いですが、これらのプロジェクトもライバルになるでしょう。

LUNが日本に上場する可能性

現時点で上場される見通しは立っていません。すでに海外の複数の仮想通貨取引所に上場されていますので、そちらを利用するといいでしょう。

LUNが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Huobi
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