仮想通貨MZCとは?特徴や開発状況、今後の将来性まとめ

MZCの特徴・開発状況・将来性まとめ

MZCの概要

通貨名称 MZC(Mazacoin)
最大発行数 上限なし
公開日 2014年2月
公式サイト https://www.mazacoin.org/
ホワイトペーパー

MZCの特徴や目指しているもの

MZC(Mazacoin/マザコイン)は、アメリカの先住民活動家でウェブ開発者のパユ・ハリスによって開発された仮想通貨です。ハリスはMZCをOglala Lakota Nation(アメリカの先住民の1つ)に財政的な自由を与えるためのものとしており、ビットコインと比べてよりインフレ的で消費電力が少ないのが大きな特徴です。

Oglala Lakota Nationはどんな部族?

西部開拓時代の1868年、Oglala Lakota Nationはアメリカ合衆国とパウダー川の戦いを集結させ、第二次ララミー砦条約を締結しました。条約でアメリカ合衆国側はスー族(Lakotaを含む部族)の聖地である山地「ブラックヒルズ」は永遠にスー族のものであり、白人の立ち入りは禁止すると認めました。

しかし、1874年にジョージ・アームストロング・カスター将軍がブラックヒルズ一体に豊かな金脈があることを発見すると、1876年にアメリカ政府は条約を反故にするブラックヒルズ戦争を行い、1877年に一体を差し押さえます。

スー族とアメリカ政府による対立は西部開拓時代の終焉、二度の世界大戦や東西冷戦を経ても収まらず、両者の対立は1世紀以上に渡り続きました。

1980年にはとうとう、米国最高裁判所がララミー砦条約違反を認め、スー族に当時の実税土地価格とその利子(合計約1億1800万ドル)を支払うようにアメリカ政府に求めました。政府側は従う意向を見せているものの、スー族はこれを拒否しており、今も利子は膨らみ続けています。

MZCはブラックヒルズの差し押さえに対する補償のために作られた仮想通貨であり、ブロックチェーンの最初には「ブラックヒルズは売り出されていない」と記載されています。

MZC開発チームとOglala Lakota Nation の関係性

MZC開発チームとOglala Lakota Nationは協力関係にあり、両者は覚書を交わした上で開発を行っています。2014年3月25日には、開発チームのデイビット・ミルズが、結果に満足すればOglala Lakota Nationの部族評議会に事業を引き渡すことを支持しました。

MZCの開発枚数には上限がない

MZCとビットコインの大きな違いの1つとして、発行枚数の上限(総発行枚数)の有無があげられます。ビットコインの総発行枚数は2100万枚で確定しています。現在の流通数は1700万枚強であり、すでにその80%以上が発行されているといえます。残りの20%弱はこれから120年以上かけてゆっくりと市場に放出されていきます。今後の市場供給は非常に穏やかになるということです。

一方、MZCには総発行枚数が定められていません。現在の流通数は約10億5000万枚ですが、今後5年以内に流通数は24億枚まで増える見通しです。その後は年間100万枚のペースで増えていきます。少なくとも今後暫くの間は、インフレ的な傾向が起きやすいと言えるでしょう。

ブロック生成スピードとブロック報酬

MZCはビットコインと同じく、Proof or Workという仕組みを採用しています。これは計算競争に勝ったものにブロックを生成する権利と報酬を与える仕組みです。報酬の原資は、新規発行されるMZCと、他のユーザーが送金手数料として支払ったMZCです。ブロック生成スピードは2分(120秒)で、ビットコインの10分よりも短いです。ブロック生成間隔が短いぶん、送金スピードは早いです。

半減期は95万ブロックごとに訪れます。半減期とは、新規発行されるMZCの枚数が半分になるタイミングです。95万ブロックを生成するのにかかる時間は95万×2分=190万分≒約3.6年です。MZCの半減期は約3.6年毎に訪れるということです。

筆者が考えるMZCの今後の将来性

現時点ではあまり期待はしていません。すでに誕生から4年以上が経過している仮想通貨ではありますが、それに見合った開発が行われているようには見えないからです。公式サイトではウォレットの配布は行われていますが、ホワイトペーパーやロードマップは記載されておらず、今後の方針は不明瞭です。

Twitterアカウントは2018年7月9日を最後に、約2ヶ月間稼働していません。機能的にも特別優れたところがあるわけではなく、ライトコインやモナコインなど、よりメジャーな仮想通貨で代用が効くレベルです。開発に至った経緯は特徴的ですが、それ以外に見るところはあまりないです。

MZCが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに海外の仮想通貨取引所に上場されているため、今すぐ買いたいという方はそちらを利用しましょう。

MZCが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
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