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EVX(Everex/エヴァレックス)の概要
通貨名称 | EVX(Everex/エヴァレックス) |
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最大発行数 | 2500万枚 |
公開日 | 2017年6月 |
公式サイト | https://www.everex.io/ |
ホワイトペーパー | https://crushcrypto.com/wp-content/uploads/2017/09/EVX-Whitepaper.pdf |
EVXの特徴や目指しているもの
EVXは、ブロックチェーンの技術を利用し、スマホで金融サービスを提供するプラットフォームです。仮想通貨での譲渡、借り入れ、取引が可能です。開発はシンガポールに本拠地をおくベンチャー企業が行なっています。
仮想通貨でマイクロファイナンスの実現を目指すEVX
EVXの最大の特徴は、仮想通貨でマイクロファイナンスの実現を目指していることです。マイクロファイナンスとは、バングラディシュのムハマド・ユヌス氏が創業したグラミン銀行が発祥の、貧困層向けの小口融資の総称です。
貧困層に無担保・低金利でお金を貸し出して事業支援をサポートすることで貧困脱出を支援するマイクロファイナンスがバングラディシュの貧困撲滅に大きく貢献したことで、ムハマド氏は2006年にノーベル平和賞を受賞しています。
タイの最大の銀行であるバンコク銀行とも提携
EVXの開発会社であるEverexはバンコク銀行とも提携しています。バンコク銀行は1944年に設立されて現在は1,000の支店をもつタイ最大の銀行です。そのバンコク銀行と提携しているわけですから、EVXの信頼度は高いとみていいのではないでしょうか。
EverexWalletは無料で送金できる優れたウォレット
EVXのプロダクトとしてあげられるのが「EverexWallet」です。 EverexWalletはスマホ上で世界中へお金を送金できるシステムです。銀行口座の有無にかかわらず、誰にでも送金することが可能。送金にかかる手数料は無料ですので、マイクロペイメント(少額の送金)に向いています。
法定通貨を国外に送金するときには多額の手数料がかかるだけではなく、手続きも煩雑です。EverexWalletは仮想通貨の特徴を生かし、世界中に無料で送金できる実用性の高い優れたプロダクトです。
Ethplorerはトークンの情報を確認するのに便利
「Ethplorer」は購入したトークンの履歴を確認できるサイトです。イーサリアム(ETH)ベースのトークンであれば確認可能です。
ICOに参加したはいいけど、購入したトークンのトークンシンボル、小数点以下(桁数)、コントラクトアドレスを公式サイトで確認するのは面倒です。Ethplorerを利用すれば簡単で、購入したトークン名を入力して検索するだけで確認できます。
イーサリアムのウォレット「MyEtherWallet」にもリンクがありますので、確認してみましょう。
chainyは短縮URL作成ツール
「chainy」はイーサリアムの取引履歴であるブロックチェーン のURLを短縮することができるツールです。通常の短縮URLはリンク切れを起こしたり、リダイレクトに対応していなかったりするものが多いですが、chainyは一度リンクを作るとリンク切れを起こさない、という特徴があります。
筆者が考えるEVXの今後の将来性
EVXの将来は比較的有望だと思います。開発会社であるEverexは、もともと「Coinigy」という仮想通貨のチャートやアービトラージが利用できる有料サイト(無料で使えるサービスもある)を開発していたので、技術力は信用できます。
ブロックチェーンは、スマートコントラクトとも相性がよく、金融系サービス系のトークンはこれから伸びることが期待できます。そんな中で仮想通貨で発展途上国に金融サービスを提供する、というテーマ性により、社会貢献を考える層にアピールする点が秀逸です。
EVXが日本に上場する可能性
今のところ、日本の取引所に上場するという気配はありません。魅力的なトークンですが、仮想通貨全体の中で、2018年3月現在は、240位あたりですから、当分は日本の取引所で購入するのは難しそうです。海外の取引所で購入しましょう。