GVTの特徴や将来性、GVTが購入できるおすすめの取引所

GVT

GVT(GenesisVision/ジェネシスビジョン)の概要

通貨名称 GVT(GenesisVision/ジェネシスビジョン)
最大発行数 約440万枚
公開日 2017年7月
公式サイト https://genesis.vision/
ホワイトペーパー

GVTの特徴や目指しているもの

GVTは、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを活用して作られた、従来の投資信託の問題点の改善を目的とするプラットフォーム「Genesis Vision」上で流通するトークンです。

取引所とブローカー(販売会社)、トレーダー(運用会社)、投資家をネットワーク上で結びつけることで、スムーズで安全、さらには透明性の高い投資信託を実現します。

現状の投資信託の仕組みと問題点

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれる担当者が投資し、その利益を出資額に応じて分配する金融商品です。投資信託は株式や債券を投資対象とするときに個別銘柄よりも参入しやすい、投資の入り口として人気を集めています。

1つのファンドを購入すれば投資先が自動的に分散されるため、個別の銘柄に投資するよりも低リスクで投資ができて、少額からの買い付けもできるので、積立投資との相性も良好です。

投資信託に特有の問題点

人気を集めている投資信託ですが、一方で問題点も少なくありません。原則として元本保証がないことや、各種手数料が掛かることも問題ですが、それよりもさらに大きいのが市場の不透明さです。

投資信託では投資家はファンドマネージャーに資金を預けてファンドマネージャーが運用を担当しますが、預けた資産が実際にどう運用されているかは外からはわかりませんし、彼らに勝手に利益の一部を抜かれていたとしても、それを証明するのは極めて難しいです。よくわからない、信頼できない相手を信じるしかないというのは、大きな問題です。

Genesis Visionは、このような投資信託の問題点を解決するために作られたプラットフォームです。

すべてのプロセスを明確にする「Genesis Vision」

Genesis Visionでは、基本的な仕組みは従来の投資信託と代わりありませんが、そのプロセスがブロックチェーンを通じて世界中に公開されるため、遥かに公平で安全です。

具体的な利用方法を見てみると、投資家はGenesis Visionで流通する仮想通貨のGVTをファンドマネージャーに預けて、ファンドマネージャーは預かり資産を運用します。その利益を投資家に配分します。

より手軽にファンドマネージャーを選べる

ファンドマネージャーが複数いると、その中からどれを選んでいいのかわからなくなりそうなものですが、その点については心配ありません。イーサリアムのスマートコントラクトで、結果を出しているファンドマネージャーを簡単に選別できるからです。

ファンドマネージャーは投資家に雇用されるわけではなく、フリーの立場で活動します。結果を出しているファンドマネージャーのもとにはどんどん資金が集まるため、優秀なファンドマネージャーは会社員として活動するよりも多くの報酬を得られることでしょう。

資産運用をトークンでするメリット・デメリット

法定通貨でなくトークンで資産運用をする最大のメリットは、当局の規制を受けないことです。円やドルなどの法定通貨の運用業務をするには、各国の関係省庁に登録が必要ですが、トークンについてはそのような決まりがないため、簡単にファンドマネージャーになれます。これだと質の低いファンドマネージャーが大量に流れ込むのでは、と思われるかもしれませんが、前述の通りスマートコントラクトで適切なファンドマネージャーが選べるので、あまり心配はいりません。

ただし、米国、日本、シンガポールなどの当局は、今後仮想通貨による取引を証券取引とするという声明を発表しており、将来的にはその影響を受けざるを得ない可能性があります。

GVTの将来性

GVTの素晴らしいところは、持っているだけでは意味を成さないことです。投資に使って初めて意味を持つものであるためよく使われ、流動性が上昇します。

一方で、やはり当局との関係は気がかりです。将来は証券投資とみなされる可能性が高いため、対策が必要なのですが、現状ではそれについて開発側が真剣に考えている様子は見られません。

GVTが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しはありません。海外の仮想通貨取引所を使いましょう。取引高のほとんどはバイナンスに集中しているため、特にこだわりがない限りはこちらの利用をおすすめします。

GVTが購入できる海外の取引所一覧

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