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BTT(BitTorrent/ビットトーレント)の概要
通貨名称 | BTT(BitTorrent/ビットトーレント) |
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最大発行数 | 9900億枚 |
公開日 | 2019年1月 |
公式サイト | https://www.bittorrent.com/btt/ |
ホワイトペーパー | https://www.bittorrent.com/btt/btt-docs/BitTorrent_Token_Whitepaper.pdf |
BTTの特徴や目指しているもの
BTTは、BitTorrent社が発行するTRX(トロン)ベースのトークンです。世界最大級のP2PネットワークプロトコルであるBitTorrentの利便性向上を目指すものであり、トークンセール時には数秒で8.2億円の594億BTTが完売したことからも、その注目度がわかります。
BitTorrentとBTTの仕組み
BitTorrentは、コンピュータープログラマのブラム・コーエン氏によって開発されたP2P形式のファイル転送プロトコルとソフトウェアです。簡単に言えば、ユーザー同士でファイルを効率的に交換するための仕組みです。世界最大級の利用者数を誇り、ここに来て再び人気が上昇しています。
P2Pを採用したファイル管理システム
私達が普段利用しているウェブサービスは、その大半がコンピューターがサービスを利用する「クライアント」と、それを提供する「サーバ」が明確に分かれているクライアント・サーバ方式で提供されています。
BitTorrentでは、各コンピューターがダウンローダー(ファイルを利用する側)とアップローダー(ファイルを提供する側)の双方の役割を果たす、P2Pを採用しています。P2Pはサーバにアクセスが集中しないのでシステムダウンが起こりにくく、参加するコンピューターが多いほどダウンロードも早くなるというメリットがあります。
P2Pを採用したことで、BitTorrentは効率的なファイル流通の面では非常に有利となりましたが、一方で問題点もあります。一番の問題点は、利用者の多くが自らアップローダーとならず、必要なファイルをダウンロードしたらすぐにネットワークから離脱してしまうことです。個々人が自分の利益だけを考えれば、当然そうなります。
BTTはアップローダーになるインセンティブを与えるツール
BitTorrent側もユーザーをつなぎとめるために「継続してアップローダーとなれば、ダウンロード時のスピードが早くなる」というインセンティブを提供していますが、十分な効果を上げているとは言えません。BTTはこうした問題を解決するために作られたものです。
2018年6月、TROのファウンダーであるJustin Sun氏が、BitTorrentの開発を手動するRainberry, Inc(旧BitTorrent, Inc)を買収し、サービスの中にBTTトークンを組み込むことを発表しました。
これまで「ダウンロードスピードが早くなる」という曖昧な形で提供されてきたインセンティブを、BTTで代替するわけです。これならばアップローダーとしてネットワークにとどまる意味が明確になります。
利用のインセンティブが強い仕組みを導入
前述の通り、P2Pは参加するコンピューターが多いほどダウンロードが早くなる仕組みであるため、この仕組みは全ユーザーにメリットをもたらすと言えます。ダウンロード時にBTTを支払うことで、より高速なダウンロードも実現できます。
また、BTTは利用後に二度と使えなくなるようにされる(Burn)ため、時間が経つほど総発行枚数が少なくなり、結果として1枚あたりの価値も上昇します。将来的にはストレージサービスを提供して、その利用料をBTTで支払うというサービスも提供する予定です。
BTTの将来性
BTTの将来性は、現時点ではある程度期待できると。BitTorrentは利用者数も多いですし、彼らがBTTを当たり前に使うようになれば、その価値も上昇するでしょう。
BTTが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入しましょう。
BTTが購入できる海外の取引所一覧
- バイナンス
- BitMax
- CoinTiger