世界初!バイナリチェーン搭載の仮想通貨VRCの特徴と今後の将来性

世界初のバイナリチェーン搭載の仮想通貨VRCを解説

VRCの概要

通貨名称 VRC(VeriCoin)
最大発行数
公開日 2014年5月
公式サイト www.vericoin.info
ホワイトペーパー https://www.vericoin.info/downloads/VeriCoinPoSTWhitePaper10May2015.pdf

VRCの特徴や目指しているもの

VRC(VeriCoin/ヴェリコイン)は、バイナリチェーンと呼ばれるシステムを世界で初めて搭載した仮想通貨です。バイナリチェーンとは簡単に言えば、2つの仮想通貨を組み合わせることによって通貨をより高性能にする仕組みのことです。

VRCはVRM(VeriumReverse)という別の仮想通貨と組み合わせることによって、より送金速度が早く、手数料は安くなります。この仕組みは現在ビットコインが直面しているスケーラビリティ問題を解決する可能性を秘めており、一部で注目を集めています。

仮想通貨が直面する問題

仮想通貨は迅速かつ安い手数料というメリットを持つ一方で、安全性やスケーラビリティ問題といった無視できない問題に直面しています。

仮想通貨特有の安全上のリスクとしては、ハッキングや不正による悪意ある記帳が挙げられます。例えば、ビットコインのようにコンセンサスアルゴリズム(ブロックチェーンの記帳のルール)にPoW(計算を早く解き終えたコンピュータにマイニングの権利を与える仕組み)を採用している仮想通貨の場合、51%攻撃という攻撃が起こるリスクがあります。

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨の時間あたりのトランザクション(個別取引)が増加することによって、取引が詰まってしまうことです。

ブロックチェーンのブロックには容量上限があり、それを超える取引が行われると送金が遅れてしまうのです。現在はビットコインの問題として捉えられることが多いですが、将来は別の通貨も直面する可能性が高いです。

VRC(およびVRM)は、こうした問題を劇的に解決する可能性を秘めています。

バイナリチェーンの仕組み

VRCは、VRMと結合することによって力を発揮する仮想通貨です。どちらか単独でも使えますが、両方を結合すると送金速度がより高速に、手数料は安価になります。このような仕組みをバイナリチェーンといいます。基本的にはVRCがメインのチェーン、VRMがサブのチェーンと考えてください。

両者を結合すると、それぞれの送金速度は以下のように変化します。

  • VRC:1分→30秒
  • VRM:5分→1~3分

また、取引手数料は0.0001VRCのみと非常に安価です。

VRCの特徴

バイナリチェーンの片方を支えるVRCは、コンセンサスアルゴリズムにPoS-T(Proof of Stake Time)を採用しています。PoS-TのベースはPoS(Proof of Stake)です。PoSは仮想通貨の保有量に応じてマイニングの権利を振り分ける仕組みです。

例えば、100コイン持っている人は、1コインしか持っていない人と比べて、100倍マイニングできる可能性が高くなります。通貨保有量に権利と報酬が比例するという点では、銀行預金の利息の仕組みにも似ています。

PoS-TはPoSの仕組みに時間の概念を加えたもので、時間の経過とともにマイニングの可能性が高まります。PoSでは通貨保有量だけが権利振り分けの判断材料でしたが、PoS-Tでは通貨保有時間も加味されるわけです。

この仕組みのもとで報酬を得る方法はとても簡単で、パソコンやスマートフォン(平均程度のスペックで全く問題なし)に通貨を入れるだけです。後は自動的に銀行預金のように利息がついていきます。年利は1.5%から2.5%です。日本の銀行預金の金利よりもずっと高いですね。

VRMの仕組み

バイナリチェーンの片方であるVRMは、コンセンサスアルゴリズムにPoW-Tを採用しています。PoW-Tは前述のPoW(計算を早く解き終えたコンピュータにマイニングの権利を与える仕組み)に時間の概念を加えたものです。

PoWではブロックサイズは固定されますが、PoW-Tでは可変です。これにより、ブロックチェーンのスケーラビリティが改善され、トランザクションの処理性能は向上します。通常のPoW通貨と比べて、ブロックチェーンは安定します。

また、VRMにはASIC耐性及びGPU耐性があります。仮想通貨のマイニングに使われる装置は大きく「CPU」「GPU」「ASIC」の3つがあります。後者ほど高性能ですが、その分高価であり、導入できる人は限られます。

高性能なGPUやASICでのマイニングを認めてしまうと、マイニングに高価な装置を用意できる一部の人しか参入できなくなるため、マイニングの寡占化が進みます。それはブロックチェーンの理念の1つである分散化に反していますし、安全性という観点から見ても問題があります。

VRMはGPUやASICでのマイニングに耐性を持つため、事実上安価なCPUでなければマイニングに参加できません。マイニングのハードルが低いので個人でも簡単に参入することができ、それは高度な分散化に繋がります。

最近はASIC耐性を持つ仮想通貨が増えてきていますが、GPU耐性を持つ仮想通貨は珍しく、ココが差別化点となっています。

Verisend

VerisendはVRCの機能の1つで、トランザクションを匿名化するサービスです。これを使うと、外部から送金情報を読み取られなくなります。Verisendの利用には別途手数料が必要ですが、これらの手数料は2VRC+取引額の1.5%以下になるように抑えられます。

VeriBit

VeriBitは、VRCを用いてビットコインでの支払いを行えるというサービスです。通常、ビットコインで支払いを受け付けている店で決済をする場合はまずVRCをビットコインに買える必要がありますが、VeriBitの仕組みを利用すればこの手間を省けます。

筆者が考えるVRCの今後の将来性

現時点では、多少の将来性があると考えています。バイナリチェーンの仕組みは独自性が高く、しかも利便性に寄与しています。ただ、それ以外には目立った特徴がなく、数ある仮想通貨の中に埋もれているようにも思えます。過度な期待はしないほうが良いかもしれません。

VRCが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になるという方はそちらを利用するといいでしょう。

VRCが購入できる海外の取引所一覧

  • CoinEgg
  • Bittrex
  • Upbit
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