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AUR(Auroracoin/オーロラコイン)の概要
通貨名称 | AUR(Auroracoin/オーロラコイン) |
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最大発行数 | 2100万枚 |
公開日 | 2014年1月 |
公式サイト | – |
ホワイトペーパー | – |
AURの特徴や目指しているもの
AURはアイスランドの法定通貨に代わる仮想通貨を目指しており、発行直後には全コインの50%をアイスランドの国民に配布しました。配布は2014年3月から行われ、国民が受け取らなかったぶんは破棄されています。
イーサリアム(ETH)のわずか1ヶ月後の2014年2月に取引がはじまった仮想通貨であり、その歴史の長さはかなりのものです。AURは銀行や政府と言った従来の中央集権的なシステムからは完全に独立しており、利用者は自由に通貨を取引、および送金することができます。
AURの仕組み
AURはライトコイン(LTC)からフォークして誕生した仮想通貨であり、ビットコインよりも多い発行枚数(ビットコイン2100万枚、ライトコイン8400万枚)と早いブロック生成ペースというライトコインの特徴は似通っているのですが、発行枚数は2100万枚とライトコインと比べると少なめで、ブロック生成間隔は約5分で、42万ブロック生成するごとに半減期が訪れます。
非常に高いプレマイニング率
仮想通貨を世間に広く公開する前に行われる、狭い範囲内で行われるマイニングをプレマイニングといいますが、AURのプレマイニング率は50%と、通常は高くても20%程度のプレマイニングと比べると非常に高いのが特徴です。
プレマイニング率が高い理由は、事前に全アイルランド国民に対して通貨を配布したためです。プレマイニングされたAURは一旦開発チームが預かり、その後約1年かけて全国民を対象に配布するAirdrop(エアドロップ)が実施されました。
AURの匿名性
AURは高い匿名性を持つ、匿名通貨の一種です。「仮想通貨はすべて匿名性が高いものなんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、その印象は正しくありません。仮想通貨の中にも匿名性があまり高くないものもあれば、AURのように匿名性が十分に確保されたものもあるのです。
AURを用いて行うトランザクション(取引)は、匿名で処理され、第三者が送信者及び受信者を特定することはできません。ユーザーのプライバシーは常に守られるので、誰もが安心して取引をできます。
AURの安全性
AURは暗号付きのアカウントを作成することにより、高い安全性を確保することができます。各所での暗号も有効化されているので、その安全性は折り紙付きです。「仮想通貨はよくわからない……」という方でも、安心して利用できます。
筆者が考えるAURの今後の将来性
現時点では、あまり将来性を感じていません。もともとアイスランドのみを対象としているため、市場はあまり大きくなく、そのアイスランドでも十分に定着する保証はありません。AURに投資するお金があるのならば、それを他の銘柄に投資することをおすすめします。
AURが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
AURが購入できる海外の取引所一覧
- NLexch
- YoBit