音楽業界のための ADCとは?ADCの主な使い道と今後の将来性まとめ

ADCの概要

通貨名称 ADC(AudioCoin)
最大発行数 10億5000万枚
公開日 2015年6月
公式サイト https://www.ADCiocoin.eu/
ホワイトペーパー https://www.ADCiocoin.eu/white-paper

ADCの特徴や目指しているもの

ADC(オーディオコイン)は、オンライン上で音楽を売買する際の支払手段として使われる仮想通貨です。ADCは才能あるミュージシャンが、その実力に見合った利益を得られていないという現状を打破するために作られました。

ファンはAurovineなどのWebサイト上でADCを使って音楽を購入し、ミュージシャンはその85%を直接受け取ります。仲介者を必要としない仕組みであるため、ミュージシャンの取り分が桁違いに増えます。

2017年12月にはアイスランドの人気歌手ビョークが自信のオンラインサイトでADCを配布し、話題となりました。

ADCの目的と特徴

ADCはビットコインやライトコインなどの汎用性の高い仮想通貨とは異なり、音楽業界で使われることを前提に開発されています。開発チームはADCを使って音楽を購入できるWEBサイト「Aurovine」を作成したり、アーティストやミュージシャンに対してADCを使うように呼びかけたりして、知名度や利用者の獲得を目指しています。

Aurovineで音楽を販売した場合、アーティストはその売上の85%を受け取れます。従来の流通方法では仲介者による過度な中抜きが行われていましたが、ADCを使えばそのような問題はなくなります。このような優れた仕組みを持つADCに最も早く注目した有名アーティストが、アイスランドのビョークです。

ビョークの活動と音楽業界へのADCの広まり

ビョークはアイスランド生まれの女性シンガーです。様々なジャンルの音楽に影響を受けた革命的なミュージシャンであり、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」の60位に選ばれたこともあります。

スマトラ島沖地震の際には被害者支援の資金調達をするために新たにプロジェクトを立ち上げたり、自国の環境問題に取り組むため新興企業への投資を行うファンドを立ち上げたりするなど、母国では大きな社会的影響力を持っています。

そんなビョークは所属レーベル「One Little Indian」が運営するオンラインショップ「BjorkStore」にて、ニューアルバム「Utopia」を購入する際に従来の支払手段に加えて仮想通貨も受け入れることを発表し、話題となりました。

対象通貨はビットコイン、ライトコイン、DASH,そしてADCの4種類。仮想通貨で購入したファンに対しては、100ADC(当時のレートで25円相当)を配布しました。革命的で先進的な技術に対して強い関心を持つビョークならではの決断であり、ビョークに技術提供をするイギリスのブロックプール社は「今回の彼女の決定はマーケティングではなく、自信が先陣を切るリーダーになる決意表明である」と評しています。

ビョークがこのような積極的な動きを見せる中で、まけじと開発チームもマーケティングに取り組んでいます。特に他の企業との連携を積極的に進めており、世界中で音楽スタジオを展開しているマイクロスタジオは、使用量をADCで受け入れるという取り組みをはじめました。

また、ミュージックコンテストや音楽ショーを実施しているサルートも、コンサートの賞金としてADCを配布しています。ビョークのような個人に任せるだけでなく、開発チームも自らもしっかりとしたマーケティングを行っている証左といえるでしょう。

ファンはSNSシェアするだけでADCが受け取れる

アーティストやミュージシャンのファンは、Aurovine上のミュージシャンや曲をSNSでシェアすることによって、0.5ADCの報酬を受け取れます。また、シェアされたミュージシャンも0.5ADCを受け取れます。0.5ADCと聞くと少ないようにも思えますが、有名なミュージシャンならば数千、あるいは数万回シェアされることも十分ありえます。仮に1万回シェアされれば、アーティストはそれだけで5万ADCを受け取れます。

現状、Aurovineで活動しているミュージシャンの多くは、所属レコード会社がなかったり、マイナーだったり(いわゆるインディーズ)ですが、ネットでシェアされたことをきっかけに新たなスターが誕生する可能性は十分あります。また、少ない売上でも多くの利益を獲得できるため、ミュージシャンの生活がより良いものになります。

ADCのマイニングの仕組み

ADCも仮想通貨であるため、マイニング(採掘)が可能です。仮想通貨のコンセンサスアルゴリズム(マイニングのルール)にはPoW,PoS,PoIなどがありますが、ADCはPoSを採用しています。

PoSとは簡単に言えば、仮想通貨の保有量に応じてマイニングの権利が振り分けられる仕組みです。仮想通貨を大量に保有している人には高い頻度でマイニングの権利が与えられますし、少しだけ保有している人には低い頻度で権利が与えられます。全く保有していなければ、全く権利は与えられません。

マイニングを行うと、その見返りとして報酬が受け取れます。仮想通貨の保有量に応じて報酬量が決まる、とも言えます。この仕組みは銀行預金の利息にも似ています。銀行預金も通貨の保有量に応じて、利息の量が決まるからです。

ADCを保有し、それをウォレットに保管していると、それだけで報酬がもらえます。報酬は年利18%です。銀行預金の利息などよりもずっと高く、お得と言えます。

筆者が考えるADCの今後の将来性

現時点では、それなりに将来性はあると考えています。ビョークのような影響力を持つミュージシャンが自発的に使ってくれているというエピソードはやはり強いです。現状ではインディーズが殆どを占めているというのは心配な点ではありますが、プラットフォームがすでに正常に可動しているというのは評価点でもあります。

ADCが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。

ADCが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
  • Bleutrade
  • YoBit
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