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FOTA(Fortuna/フォーチュナ)の概要
通貨名称 | FOTA(Fortuna/フォーチュナ) |
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最大発行数 | 10億枚 |
公開日 | 2018年2月 |
公式サイト | https://www.fota.io/ |
ホワイトペーパー | https://img1.fota.io/fortuna/M00/00/05/rB8Ry1s6I1GAbqxNAC3YROuU_-U151.pdf |
FOTAの特徴や目指しているもの
FOTAは、暗号資産のOTCデリバティブ市場創生プロジェクト「FORTUNA」で流通する暗号資産です。独自性の高いコンセンサスアルゴリズム「DPoSA」の採用と構造化されたスマートコントラクト、デジタル証拠金勘定監督などにより、市場の健全性を保ちながら利便性の確保を目指しています。
FortunaとFOTAの仕組み
Fortunaは取引が限られているOTCデリバティブを、より公平で透明性の高いものにするプラットフォームです。適切な価格見積もりや自由度の高い契約の作成、取引・精算などの業務効率改善のサポートを目指しています。価値の交換媒体にはFOTAを使用します。
Fortunaが扱う「OTCデリバティブ」
OTCデリバティブとは、店頭取引によって取引される先物取引やオプション取引などの金融派生商品(デリバティブ)の総称です。店頭取引とは、仲介業者を挟まずに証券会社などの当事者と直接取引する仕組みのことです。これに対して、証券取引所や金融取引所などの公開市場でする取引は取引所取引といいます。
OTCデリバティブは、店頭取引であるがゆえに契約の内容を自由に決められるのがメリットです。条件を事細かに指定できるのは、取引所取引にはない大きなメリットと言えます。その反面、契約内容が自由であるがゆえに市場価格から乖離した価格で取引されやすいことや、公開市場を通さないために透明性が低く、犯罪の温床になりやすいのはデメリットです。
FortunaはOTCデリバティブのデメリットをできる限り限定して、なおかつメリットを最大限享受できる仕組みの構築を目指す、新しいプラットフォームです。
コンセンサスアルゴリズムにはDPoSAを採用
Fortunaはコンセンサスアルゴリズムに、PoSから発展したDPoSを更に発展させた「DPoSA」を採用しています。
元となったPoSは、暗号資産の保有量によって承認の権利を振り分けるという仕組みであり、DPoSAも大枠ではこれと同じ仕組みを採用していますが、PoSに比べてトランザクションの高速処理などが期待できます。
アクティブユーザーにより多く振り分けられる
DPoSAはユーザーがプラットフォーム上でどの程度アクティブに行動しているかを反映する指数が導入されていて、それに伴って投票権が振り分けられます。DPoSAによって選ばれた承認者は、ブロック生成前に3分の2以上による合意を形成します。3分の1以上の離反者が現れない限り、常にブロックは健全に生成されます。DPoSと比べると分散度合いが高く、それでいてコストの少なさなどのメリットはしっかりと享受できる、優れた仕組みです。
FOTAの将来性
FOTAの将来性は、現時点ではあまり期待していません。暗号資産をOTCデリバティブで取引するメリットがある場面が考えにくいからです。そんな面倒なことをしなくても、普通に取引所で買えばいい、と考える人が大半なのでは……?と思います。
FOTAが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
FOTAが購入できる海外の取引所一覧
- Hotbit
- Kucoin
- TOPBTC