Ledgerが新ハードウォレット「Nano X」を発売へ

Ledgerが新ハードウォレット「Nano X」を発売へ

仮想通貨のハードウェアウォレットを製造・販売するLedger(レジャー)は1月4日、米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で新ウォレット「Nano X(ナノ・エックス)」を発表しました。従来よりも大きな容量とBluetoothへの対応がセールスポイントです。

参考ページ:仮想通貨ハードウォレットLedger、新商品「Nano X」を発表

ハードウェアウォレットとは

ハードウェアウォレットとは、仮想通貨を保管するためのデバイスです。ハードウェアの中に暗号化された秘密鍵を保管します(仮想通貨自体を保管するわけではありません)。秘密鍵とは銀行口座で言うところの暗証番号のようなもので、ハッカーの狙いの対象となるため、安全に保管しなければならないものです。

ハードウェアウォレットの一番のメリットは、安全性が高いことです。取引所やウェブウォレットなどと違い、大切な秘密鍵を完全にインターネットから切り離せるので、ハッキングのリスクはありません。

対応通貨はハードウェアウォレット毎に異なりますが、数十以上の通貨に対応しているものも多いです。必要に応じてインターネットへの接続も可能なので、利便性も低くはありません。

一方でハードウェアであるため、購入に費用がかかるという欠点もあります。価格はメーカーや種類によってまちまちですが、一般的なものでも1万円以上かかることが珍しくありません。ですがそれを補って余りあるメリットが有ることもまた確かであることから、現状では品薄が続いています。

Nano Xの魅力

Nano XはLedger社の主力製品である、Nano Sを正統進化させたものです。

》NanoS購入レビュー|使い方・保管方法・送金方法を解説

Nano Sは2018年8月時点で27通貨に対応していたのに対して、Nano Xは100以上の通貨に対応する予定です。対応通貨の増加に伴いメモリ容量も拡張したほか、何店だった操作画面の見づらさも改善されました。

Nano SはUSBでパソコンなどに有線接続する必要がありましたが、Nano XではBluetoothを通じて無線接続できます。パソコンはもちろん、スマートフォンとも簡単に接続できるようになり、利便性もさらに向上しました。

なお、現時点ではNano Xの価格は未定とのことですが、Nano Sの方は低下するとのことです。仮想通貨を安全に保管したい投資家にとっては、必須のアイテムと言えそうです。

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