BNBを使ってバイナンスの売買手数料を大幅に割引する方法

バイナンスで手数料を割引する方法

大手仮想通貨取引所のバイナンスの取引手数料は原則として0.1%ですが、これを半額の0.05%にする方法があります。取引手数料をバイナンスが発行している独自トークンのBNB(Binance Coin)で支払うだけです。

バイナンスの手数料はもともと安いですが、BNBを使えば手数料がさらに半額になります。BNB自体の値上がり益も十分期待できるので、バイナンスで頻繁に取引するという方は今のうちに手に入れておくといいかもしれません。

BNB(Binance Coin)とは?

BNB(Binance Coin)は、大手仮想通貨取引所のバイナンスが発行している独自トークンです。ERC20トークンの一つであり、発行上限枚数は2億枚、すでにすべて発行済です。

》バイナンスの取扱い銘柄や使い方の解説はこちら

BNBの大きな特徴として、四半期ごとに買い戻しが行われることが挙げられます。買い戻しとは、仮想通貨や独自トークンの発行元(この場合はバイナンス)が保有者から仮想通貨やトークンを買い取り、それを使えなくする(市場に二度と出回らないようにする)仕組みです。株式会社が行う自社株買いのようなものです。

バイナンスは取引所の運営によって得た利益のうち、20%を買い戻しに当てます。買い戻しが行われると流通量が減るため、価格の上昇が期待できます。最終的には発行上限枚数2億枚の半分に当たる1億枚が買い戻される(流通量を1億枚にする)予定です。

この仕組みは大手仮想通貨取引所のHuobiが発行しているHT(フオビトークン)に似ています。あちらは買い戻したBNBをバーンせず準備金に回していますが、それ以外の仕組みはほぼ同じと言えるでしょう。

BNBの使い道

BNBの現時点での主な使い道はバイナンスでの取引手数料の割引です。BNBで取引手数料を支払えば、通常0.10%の取引手数料が50%OFFの0.05%になります。ただし、手数料の割引率は今後少しずつ低下していきます。(1年目の開始日は2017年7月25日です)。

  • 1年目割引率:50%
  • 2年目割引率:25%
  • 3年目割引率:12.5%
  • 4年目割引率:6.75%
  • 5年目割引率:なし

また、バイナンスでは時々に上場するコインを決めるための選挙を行っています。BNBを使えば、この選挙に参加できます。その他、ICOプラットフォーム「Launchpad」でも使えます。同じ仮想通貨取引所のオリジナルトークンであるZaifトークンと比べると、現時点での使い勝手では圧倒的に勝っています。

バイナンスの手数料一覧

Maker手数料 Taker手数料
通常時 0.10% 0.10%
割引時 0.05% 0.05%

BNBを使って手数料を割引する手順

①:BNB支払いの機能をONにする

BNBを使った割引の手順

バイナンスにログインし、右上の身体マークを押して、会員ページにいきましょう。

BNBを使った割引の手順

あとは「手数料の支払いにBNBを使用する」をONにするだけです。ここをONにしておけば、取引を行ったときにその手数料が自動的にBNBの残高から取り崩されます。

②:いくらかBNBを購入する

(ON)にしたから終わり…ではなく、あらかじめ手数料となるBNBを購入して、保有しておかなければいけません。

売買の額や頻度によってどれくらいのBNBが必要か変わりますが、少しだけBNBを購入して様子を見るといいでしょう。保有しているBNBがなくなったら、割引が適用されないので、のちのちは残高にも気を付ける必要が出てきます。

BNBを使った割引の手順

バイナンスでは日本円は使えないので、予め購入用のビットコインを用意し、バイナンスに送っておきましょう。購入方法にはリミット(指値)と市場(成行)がありますが、基本的にはリミットをおすすめします。意図しない高値づかみを防ぐためです。

なお、2018年5月時点での1BNBあたりの価格は約1400円です。1BNBあれば、だいたい280万円相当の取引ができます。自身の取引したい額に応じて、購入量を決めましょう。

0 0

この記事の共有はここから