GMOインターネットが11月のマイニング事業業績を発表、BTC17%増

GMOインターネットが11月のマイニング事業業績を発表

GMOインターネット株式会社は12月5日、マイニング事業の業績の速報値を公開しました。

参考ページ:仮想通貨マイニング事業の月次報告PDF

11月のマイニング報酬はビットコインが前月比17.0%増の696BTC,ビットコインキャッシュは54.3%減の400BCHでした。11月末時点でのレートに基づいて計算した場合、併せて約3億2100万円の報酬を得たことになります。

GMOインターネットのマイニングとハッシュパワーの推移

GMOは2017年12月より自社マイニングを行っています。2017年12月のマイニング量はビットコインが21BTC,ビットコインキャッシュが213BCHでした。当時と比べてビットコインのマイニング量は30倍以上、ビットコインキャッシュも2倍近く増えています。

ハッシュパワーの推移

ハッシュパワーとは、マイニング事業における計算能力を示す数値です。ハッシュパワーが増加すれば、その分マイニングの成功率も高まり、得られる報酬も増えます。

2017年12月時点でのハッシュパワーは22PH/s(1PH/sは1秒間に1000兆回の計算ができる能力を示します)だったのに対して、2018年11月時点では668PH/Sと、30倍以上に上昇しています。今後も購入済みのマイニングマシンを投入する計画があり、12月までには800PH/sまで拡大する見通しとのことです。

マイニング事業の今後

現状、ビットコインを始めとする仮想通貨のマイニングを事業として行う会社は少なくありませんが、その多くが価格低下に伴う減収に苦しんでいます。大手マイニングのビットメイン社はイスラエルに置く開発センターを閉鎖しましたし、中国でも中小企業の撤退に伴い大量のマイニングマシンが売りに出されています。

》大手マイニング機器製造のビットメイン、香港証券取引所にIPO申請

この状況を脱するためには価格上昇が必要不可欠なのですが、現時点ではそのような傾向は見られません。今後もしばらくは冬の時代が続くことを、各業者は覚悟すべきかもしれません。

0 0

この記事の共有はここから