米大手仮想通貨取引所コインベースがXRPやステラの上場を検討

仮想通貨取引所コインベースがXRPやステラの上場を検討

アメリカの大手仮想通貨取引所コインベースは12月7日、公式ブログを通じ、リップル(XRP)やステラ(Stellar)、カルダノ(ADA)、EOSなど31通貨の上場に関する調査・検討を行っていると発表しました。

アナウンス直後には31通貨のうち、イーサリアムベースのトークン通貨が実際に上場され、いずれも10%以上の値上がりを記録しました。

コインベースってどんな取引所?

コインベースはアメリカの大手仮想通貨取引所です。同社の投資家向け仮想通貨取引所「Coinbase Pro」の2018年12月8日時点での24時間取引高ランキングは19位で、日本のBitbank(35位)やBitFlyer(42位)を大幅に上回っています。

11月30日には匿名通貨として有名なZcashを上場させるなど、新規通貨の上場に対しても積極的な姿勢を見せています。ブライアン・アームストロングCEOが「今後数年間で数百のトークンを、将来的には数百万のトークンを上場させるかもしれない」と発言して降り、今後も積極的な上場が期待できます。

今回のニュースで注目すべき点は?

今回の上場検討のニュースで最も注目すべきはやはりXRPの上場の有無でしょう。XRPは時価総額2位、今やビットコインに次ぐ有力仮想通貨です。リップルにとっても大手取引所であるコインベースへの上場は歓迎すべき話です。

今回のコインベースの発表はあくまでも「調査・検討をしている」というものであり、実際に上場が決まったわけではないことには注意が必要ですが、同取引所の姿勢を見るに、それなりの数の仮想通貨が上場されると見たほうが良いかもしれません。

実際に上場された4つの通貨は大幅に上昇

2018年12月8日には、4つのイーサリアムベースのトークンがCoinbase Proに上場され、いずれも10%以上の上昇を記録しました。いずれも米ドルのステーブルコインであるUSDCとの取引が可能です(カッコ内の数字はcoinmarketcapのデータによる価格上昇率)。

CVC +14.67%
DNT +32.15%
LOOM +18.49%
MANA +18.36%

今回の上場後の高騰を見てもわかるように、大手仮想通貨取引所への上場は、それだけで大きなインパクトを市場に与えます。

今回上場を検討していると発表された仮想通貨のホルダーは、今後のコインベースの動向を慎重に追ったほうが良いでしょう。

参考:今回上場を検討していると発表された主な通貨

参考ページ:米仮想通貨取引所Coinbaseがリップル、ステラなど27通貨の上場を検討

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