仮想通貨XRP(リップル)が、時価総額でイーサリアムを抜き去り2位に浮上しました。
XRPは日本時間で11月14日午後7時~15日1時頃にかけて発生した仮想通貨市場全体の大暴落でも下落幅を小幅に抑え、なおかついち早く反転するなど、強力な値動きを見せています。
一方で2位のイーサリアムは約3ヶ月で30%以上の下落を記録しており、苦境に立たされています。
大暴落と各通貨の値動き
2018年11月14日午後7時~15日午後1時にかけて、仮想通貨市場から大幅に資金が引き上げられたことによる大暴落が発生しました。ビットコインキャッシュなハードフォーク、米株式市場の動向などが影響しているものと見られます。
しかし、ビットコインやイーサリアムが15%程度の大暴落を記録したのに対して、XRPの下落幅は10%程度にとどまりました。そのうえXPRはいち早く価格を回復しており、すでに暴落前の価格に並びつつあります。
未だに反発が来ないビットコインやイーサリアムとは対照的です。これに伴いイーサリアムの時価総額は大幅に下落し、価格をほぼ維持したXRPが時価総額で2位に躍り出ました。
2018年11月19日、午前7時40分時点での時価総額はXRP2.29兆円に対してイーサリアム2.05兆円となっています。
イーサリアム不調の原因は?
約3ヶ月前(8月21日)と現在の価格を大まかに比較した表を御覧ください。
ビットコイン | 約12%下落(70万円→62万円) |
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イーサリアム | 約36%下落(3万円→1万9000円) |
XRP | 約60%上昇(35円→55円) |
見ての通り、イーサリアムの下落幅がダントツで大きいです。
ICOプロジェクトで集められたイーサリアムが売りに出されたり、それを懸念した投資家が先んじて売ったりしたことが原因と思われます。
性能的には強化されてきて入るのですが、イーサリアム創設者のジョセフ・ルービン氏は「ブロックチェーンの発展はWebよりも時間がかかる」と発言しており、価格上昇にはしばらく時間がかかるものと見たほうが良いかもしれません。