Bit Tradeは、ビットトレード株式会社が運営する、日本の取引所です。大手取引所と比べると利用者数は少ないですが、取扱い銘柄数は比較的多く、取引画面も洗練されており、使い勝手のいい取引所です。
ビットトレードを使う上でメリット・デメリットは何か?手数料は高いのか?実際の使い方など、詳しく解説しています。
目次
ビットトレードの概要
運営会社 | 金融庁登録 | ビットコインFX |
---|---|---|
ビットトレード株式会社 | 関東財務局長 第00007号 | なし |
販売所銘柄 | Maker手数料 | Taker手数料 |
BTC・ETH・XRP・BCH・LTC・MONA | 0.20~0.30% | 0.20~0.70% |
ビットトレードの取扱い銘柄
ビットコイン (BTC) |
イーサリアム (ETH) |
リップル (XRP) |
ビットコインキャッシュ (BCH) |
ライトコイン (LTC) |
モナコイン (MONA) |
ビットトレードのメリット・デメリット
・日本の取引所の中では取扱通貨数がやや多め
・初心者向けの解説が充実している
・十分な流動性が確保されている
ビットトレードの一番のメリットは、日本の取引所の中では銘柄数が多いことです。ビットコインとメジャーなアルトコインは概ね揃っているため、草コイン投資にあまり興味が無いという人にとってはメインの取引所になりえます。
また、Bit TradeはスタートガイドやFAQ、用語集などが充実しているため、初心者でもスムーズに取引が始められます。スタートガイドはPC版とスマートフォン版が用意されており、口座開設の手順、入出金のやり方などが画像つきで解説されています。
わからない単語が出てきても、すぐに用語集で調べられるので大変快適です。取引画面も見やすいのもGood!
また、「bitbank for Broker」という取引システムを導入しており、このシステムを利用している事業者の注文はすべて1つの板にまとめられます。あの大手取引所のビットバンクと板を共有しているため、大きくない取引所でありながら流動性も十分に確保されています。総じて初心者には使いやすい取引所であると言えるでしょう。
・取引手数料が高め
・ビットバンクの利用者はわざわざ使う意味がない
ビットトレードの一番のデメリットは、取引手数料が高いことです。詳しくは後述しますが、Bit Tradeの取引手数料は0.20~0.70%です。
国内の大手取引所の手数料は軒並み無料~0.20%程度なのと比べると、現時点では高いと言わざるを得ません。もちろん、販売所のスプレッドよりは遥かに良心的なのですが、頻繁に取引をする人にはあまり向いていません。
全体的な機能や使い勝手がビットバンクに極めて似ているため、ビットバンクの利用者はわざわざビットトレードを使う意味が無いとも言えます。(なお、ビットバンクは全通貨が手数料無料です)
ビットトレードの手数料・スプレッド一覧
取引所の手数料
通貨ペア | Maker手数料 | Taker手数料 |
---|---|---|
BTC/JPY | 0.20% | 0.20% |
XRP/JPY | 0.25% | 0.45% |
LTC/BTC | 0.30% | 0.70% |
ETH/BTC | 0.20% | 0.20% |
MONA/JPY | 0.30% | 0.70% |
MONA/BTC | 0.30% | 0.70% |
BCH/JPY | 0.30% | 0.70% |
BCH/BTC | 0.30% | 0.70% |
入金手数料
日本円 | 銀行などが定めた振込手数料 |
---|---|
仮想通貨 | 無料 |
出金手数料
日本円 | 648円 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.001BTC |
リップル(XRP) | 0.15XRP |
ライトコイン(LTC) | 0.001LTC |
イーサリアム(ETH) | 0.005ETH |
モナコイン(MONA) | 0.001MONA |
ビットコインキャッシュ(BCC) | 0.001BCC |
ビットコインFXのスワップ手数料
ビットトレードにビットコインFXはありません。
ビットトレードの使い方
会員登録と本人確認
まずは公式サイトのトップページ(https://bittrade.co.jp/)に移動します。検索で探そうとするとよく似たフィッシングサイトが上位に表示される可能性が否定出来ないため、念の為に上記の確実に正しいURLを使ってアクセスしましょう。

アクセスしたらメールアドレスを入力し、「会員登録」をクリックします。新規登録の画面が表示されたら、もう一度メールアドレスを入力し、「登録」をクリックします。
メールアドレスにメールが送信されてきますので、本文に記載されている認証用URLをクリックします。

パスワードを設定し、チェックを入れて「登録」をクリックします。
「基本情報の登録」画面が表示されたら、氏名や住所などの基本情報を登録していきます。そのあとも取引の目的や職業などの項目が出てきますが、すべて入力して、登録ボタンを押してください。それで基本情報登録は完了です。

次に、「本人確認書類のアップロードへ進む」をクリックします。後回しにすることも可能ですが、そうすることに特に意味はないので、続けて行うことをおすすめします。
ビットトレードで本人確認書類として使えるのは
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
の4種類です。今回は運転免許証を選択します。

表面と裏面を選択し、「アップロードする」をクリックし、「この内容で登録する」を押します。これで本人書類の提出は完了なので、審査終了の連絡が来るまで待ちましょう。
コインの購入方法
トップ画面の右上の「トレード」をクリックします。

左上からトレードする通貨ペアを選択します。今回はBTC/JPYを選択します。
Bit Tradeでは指値注文と成行注文ができます。指値注文は購入価格と購入量を指定する注文方法です。価格次第で購入できなくなることもありますが、思わぬ価格で約定することもなくなるため安全です。指値注文をする場合は、以下のように入力し、最後に「注文」をクリックします。

成行注文は購入価格を指定せず、購入量だけを指定する注文方法です。必ずその時点で最も自分にとって有利な価格で約定します。必ず約定するため何が何でも買いたいときには便利ですが、反面思わぬ価格で約定することもあるので相場急変時には注意が必要です。
コインを他の取引所に送金する方法
トップページ画面の左側にあるメニューから「出金」をクリックし、出金する仮想通貨を選択します。今回は「ビットコイン」を選択します。

後は画面の指示に従い、出金アドレスなどを入力するだけです。
ビットトレードを使った方がいい人と使わない方がいい人
Bit Tradeを使った方がいい人
- 丁寧な解説が必要な初心者
- テクニカル分析チャートを利用したい人
- メジャーなアルトコインを取引したい人
Bit Tradeを使わない方がいい人
- Bitbank.ccをすでに使っている人
- 頻繁に取引する人
ビットバンクを既に開設している人には正直あまりメリットはないのですが、比較的使いやすく初心者向けの画面になっているので、今から仮想通貨を始めたい!という人にはおすすめな取引所です。
