ビットフライヤーを選ぶメリット・デメリットや手数料を徹底解説!

ビットフライヤーのメリット・デメリット・手数料を解説

ビットフライヤー(bitflyer)は国内最大手の仮想通貨取引所です。
その取引高の多さや取り扱い仮想通貨の種類、そしてなんといっても取引のしやすさで初心者から上級者まで幅広い人気を集めています。

ビットフライヤーで取り扱いがある銘柄や、仮想通貨取引の際に発生する手数料、そして実際に取引をするまでのフローチャートについてもわかりやすく解説していきます。

ビットフライヤーの概要

運営会社 金融庁登録 取引高
株式会社bitFlyer 関東財務局長 第00003号 8兆7145億円
販売所銘柄 取引所銘柄 入金方法
BTC・ETH・ETC・LTC・BCH・MONA・LSK BTC・ETH・BCH 銀行振込、クイック入金、仮想通貨入金
販売所スプレッド 取引所手数料 ビットコインFX
約2~10%前後 0~0.15% あり(最大レバ15倍)

ビットフライヤーの取扱い銘柄

ビットコイン
(BTC)
イーサリアム
(ETH)
イーサリアムクラシック
(ETC)
ライトコイン
(LTC)
ビットコインキャッシュ
(BCH)
モナコイン
(MONA)
リスク
(LSK)

ビットフライヤーは取扱銘柄もそこそこ多く、取引画面が初心者にも分かりやすいというメリットから、ビットフライヤーの口座をまず最初に開設する人も多いです。2018年1月からはLSKも加わるなど、取扱銘柄は計7銘柄と、充実したラインナップがユーザーの人気を獲得しています!

時価総額が上位の仮想通貨については一通り網羅していますので、まずはビットフライヤーから口座開設をということで仮想通貨の取引をスタートされる人が多いのも頷けます。

ビットフライヤーのメリット・デメリット

メリット

・金融庁に認可された国内最大手の取引所
・取引量、ユーザー数、資本金が日本最大
・レバ15倍までのビットコインFXがある
・ハッキング盗難されても補償がある
・テクニカル分析ツールが揃っていて上級者の利用も多い

ビットフライヤーは日本一といわれるセキュリティの高さ、取引量、資本金の厚さ、取引銘柄の豊富さが何よりのメリットです。

顧客の資産を守る技術力の大切さはもちろん、取引量が日本一、さらに三菱UFJグループや三井住友グループといった大企業がbitflyerに出資しているなど、信用力の高さも日本一とも言えます。

この技術力と信用力に自信があるからこそ、なせる技「不正な円出金への補償」もばっちり整備されています。これは細かな条件があるのですが、それでも、この制度があるのとないのとでは、安心感に天と地の差がありますね!

さらに、ビットフライヤーがサイバー攻撃などで被害が出た場合の「サイバー保険」にも加入しているため、その安心度は他社とは違います。

ちなみに、ビットフライヤーはあの東京ミッドタウンに拠点をかまえています。こういった一等地に拠点を構えているというところも、ビットフライヤーの規模の大きさ・そして安定感を感じさせてくれますね。

デメリット

・販売所ではスプレッドがあるため、短期売買には不向き

ビットフライヤーのデメリットは、販売所でコインを売買した時にスプレッドがかかる点です。スプレッドは手数料みたいなものと思ってください。

ビットフライヤーの販売所では2~10%のスプレッドがあるため、短期売買には不向きとされます。あまり頻繁に売買しない方は、スプレッドはあまり気にしなくてもいいかなとは思いますが。(スプレッドがほぼ掛からない購入方法もあります)

↓詳しくは次のスプレッド解説の項目へ

公式サイトへ

ビットフライヤーの手数料・スプレッド一覧

販売所の手数料(スプレッドには要注意)

ビットコイン販売所 無料
アルトコイン販売所 無料

ビットフライヤーで1番簡単にビットコインやアルトコインを購入したい場合は「販売所」がおすすめです。

販売所はユーザー同士の取引ではなく、ビットフライヤーからコインを買ったり、ビットフライヤーへコインを売ったりする場所です。ビットフライヤーが設定した価格でコインを売り買いします。

販売所は手数料は無料なのですが、この値段にはシステムを維持・開発などをしていくための費用(スプレッド)が含まれているので、

  • 購入価格は相場より高く
  • 売却価格は相場より安く

なる傾向にあります。手数料は無料なんだけど、スプレッドがあるから実際は手数料があるようなもの…と思ってください。実際の販売所を見てみると、

ビットフライヤーのスプレッド

このように国内ビットコイン価格よりも購入価格が高く、売却価格は安く設定されていることがわかりますね。

上記の画像だと、およそ28,000円の差額が発生していることがわかります。
この売買の差額をスプレッドというのですが、スプレッドが大きく開くほど利益にも大きく影響しますので、取引の前にこのスプレッドを一度確認しましょう。

この仕組みはビットフライヤーに限った話ではなく、どの販売所でも同じです。海外の取引所は日本と比較するとかなり安いですが。

イメージとしては、ビットコインを約72万円で購入し、すぐに売却価格約69万円で売ると、約3万円の損になってしまいますね。これがスプレッドです。このようなシステムがあるので、取引前にスプレッドの確認が大切です。

※販売所ではなくユーザー同士で取引したい、自分で価格設定したい場合は「取引所」を利用します。取引所の性質上、取引所だとスプレッドが小さくなり、手数料で大きな損をすることはありません。トレードに慣れてきたら、取引所を使うようにしましょう。

まとめると、販売所はスプレッドに目を配る必要がありますが、取引が簡単で、手数料も無料、すぐに売買できるメリットが魅力です!

取引所の手数料(慣れてきたら取引所を使おう)

ビットコイン取引所、Lighting現物
10万円未満 0.15%
10万円~20万円未満 0.14%
20万円~50万円未満 0.13%
50万円~100万円未満 0.12%
100万円~200万円未満 0.11%
200万円~500万円未満 0.1%
500万円~1000万円未満 0.09%
1000万円~2000万円未満 0.07%
2000万円~5000万円未満 0.05%
5000万円~1億円未満 0.03%
1億円~5億円未満 0.02%
5億円以上 0.01%
Lightning FX/Futures
無料

ビットコイン取引所は直近30日の取引量によって手数料が変わるシステムになっています。初めて取引する場合は取引量が0なので、最初の売買手数料は0.15%と思ってください。

Lightning FX/Futuresは手数料無料です。こちらはFX・先物取引になるので、現物の所有はできません。軍資金にレバレッジをかけたビットコイン売買をしたい場合はLightning FX/Futuresを使ってください。

入金手数料

銀行振込 無料
※各金融機関の振込手数料は必要
クイック入金 1件あたり324円(税込)
※仮想通貨入金 0.0001BTC、0.0001ETH、0.0001ETC、0.016LTC、0.0001BCH、0.016MONA、0.1LSK

※レートは変動するため、公式サイトをご覧ください。

出金手数料

3万円未満 3万円以上
三井住友銀行 216円(税込) 432円(税込)
三井住友銀行以外の銀行 540円(税込) 756円(税込)

送金手数料

BTC 0.0008BTC
ETH・ETC・LTC・BCH・MONA・LSK 無料

※マイナーへ一定額の支払いは別途必要

ビットコインFXのスワップ手数料

買建玉 0.04%/1日
売建玉 0.04%/1日

スワップ手数料とは、FXで建玉を持ったまま深夜0時をすぎると、手数料が引かれる仕組みです。現物取引の場合は関係ありません。

ビットフライヤーの使い方

会員登録と本人確認

公式サイトに申し込みフォームが用意されているので、そこから申し込みましょう。

ビットフライヤーの申込ページ
手続きの流れ

  1. メールアドレスの入力
  2. 必要事項に同意
  3. 必要事項の入力
  4. 本人確認書類の提出

メールの案内や画面に案内される通りに入力していくだけでOKです。特に難しいものはなく、5分もあれば会員登録が終わるでしょう。

本人確認の書類はウェブサイト上で画像をアップロードして提示する方法が、もっとも簡単で早いです。

本人確認書類

・運転免許証(裏面も、運転経歴証明書可)
・パスポート(顔写真と住所記載ページの2ページ)
・個人番号カード(顔写真入り、裏面不要)
・住民基本台帳カード(顔写真入り、裏面も)
・健康保険証
・年金手帳(住所入り)
・福祉手帳
・住民票の写し(6ヶ月以内、記載事項証明書可)
・印鑑登録証明書(6ヶ月以内)
・在留カード(裏面も)
・特別永住者証明書(裏面も)
・外国公的書類(海外外国人用)

基本的にはこの本人確認書類の画像データを送付することになります。

本人確認書類の提出まで完了すると、あとは(転送不要書留郵便のお受取)のはがきを受け取って、取引開始です。およそ3~5日ほどでこのような封筒が届くかと思います。

ビットフライヤーの簡易書留郵便

この簡易書留郵便はポスト投函はされず、対面で受け取るタイプの郵便物です。本人限定受取郵便ではないので、本人が不在でも同居のご家族などがサインや印鑑を押すことで受け取ることができます。

ご家族などに口座開設のはがきが来る事を話し、郵便局の人が来たら必ず対応してもらうようお願いしておくといいでしょう。もし家に誰もいない場合でも不在通知書がポストに入るので、再配達をしてもらってください。

コインの購入方法

ビットフライヤーでコインを購入するには、大前提として転送不要書留郵便の受け取りが完了し、アカウントクラスが「トレードクラス」になる必要があります。

ビットフライヤーのアカウントクラス

転送不要書留郵便の受け取りから2~3日後にメールで手続きが全て完了の連絡が届くことが多いようです。

入金は銀行やコンビニ、インターネットバンキングなどからできますから、適宜行っておきましょう。(数回に分けて入金するよりもまとまった額を入金するとその分手数料の節約になります)

前途の通り、ビットフライヤーでコインを購入するには、

  • 販売所で購入する
  • 取引所で購入する

の2パターンがあります。
以前まではクレジットカードで購入することもできましたが、現在はクレジットカードを使って仮想通貨を購入することはできません。

販売所で購入する

販売所は、ビットフライヤーから直接コインを買ったり売ったりする場所です。
ブラウザもアプリも「販売所」と書かれているところを開きます。

ビットフライヤーの取引画面

今回はアプリで見ていきます。アプリは使いやすさはもちろん、外出先でも気軽に取引ができるのでおすすめです。

ビットフライヤーのコイン購入方法

販売所では、(取引したいコインを選択→取引量の決定→決済ボタンを押す→確認画面で最終決定)という流れになります。簡単ですね!

取引所で購入する

取引所は販売所と異なり、ユーザー同士でのビットコイン取引となります。

アプリで取引所を開くとこのようになります。

ビットフライヤーのコイン購入方法

取引する数量と価格を設定し、売る・買うの決済ボタンを押します。次で確認画面が出るので、手数料の確認をして決定ボタンを押すと完了です!

取引所では手数料が発生するので手数料分と残高も計算して取引しましょう。

コインを他の取引所に送金する方法

所有している仮想通貨を誰かに送金したり、他の取引所に送ったりすることもできます。

出金の手順

  1. サブメニューの「入出金」をクリックする
  2. 送付したいコインを選択し、「出金」をクリックする
  3. 出金先のアドレスを入力する
  4. 出金したい数量を入力する
  5. マイナーへの手数料を決める
  6. 右上の「出金」を押して最終確認に進む

ビットフライヤーではビットコインの送付に手数料 0.0008BTC かかる点と、送付先のアドレスを絶対に間違えてはいけない点が注意点です。アドレスは手動で入力するのではなく、必ずコピー&ペーストで対応するようにしてください。

⑤マイナーへの支払いというのは、コインを送金してくれた人へのお礼のようなものです。このお礼が高ければ高いほど、高速で送金されます。逆に低すぎると、何日待っても送金されない…なんてことがありますので、(やや高い)くらいでいいでしょう。

これらの点を踏まえ、OKであれば「出金を確定」しましょう。

ビットフライヤーを使った方がいい人と使わない方がいい人

ここまでを踏まえて、BitFlyer を使った方がいい人と使わない方がいい人、というのは下記のように分かれます。

ビットフライヤーを使った方がいい人

  • 仮想通貨を買うのが初めての人
  • レバレッジを掛けて取引したい人
  • 買いたいのはメジャーコインだけ、という人
  • 補償や保険に入った大手の取引所を利用したい人

ビットフライヤーの魅力は、日本最大級のビットコイン取引量があること、そしてそのセキュリティの高さ、使いやすいUIデザイン、メジャーどころのコインを取引できる、など枚挙にいとまがなく、初心者から上級者までバランスよく使うことができるところにあります。

また、申し込みから利用開始までも比較的時間がかからないという長所があるため、ビットコイン仮想通貨というものに興味を持って、できるかぎり早く取引を開始したいという場合にもビットフライヤーはおすすめです。

ビットフライヤーを使わない方がいい人

  • いません^^;

日本人で今から仮想通貨を買うなら、ビットフライヤーは必ず持っていた方がいい口座です。強いていうならビットフライヤーはXEMやXRPといった人気の仮想通貨の取扱いがないため、これらを目的とした人にはあまり活用する機会はないでしょう。

ただ、これだけ取引高があって、格安手数料でBTC・ETH・BCHを購入できる国内取引所は他にないですし、ビットコインFXをやってみたいと思った時にすぐチャレンジできるため、口座は確実に持っておいた方がいいです。

公式サイトへ
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