ビットバンク(bitbank.cc)は日本の仮想通貨取引所です。かつては比較的マイナーな仮想通貨取引所でしたが、近年は日本の取引所としては珍しくリップルを取り扱っていることから取引高を伸ばしています。
取引所の取扱銘柄数も国内では比較的多く、手数料も安く、セキュリティも優秀で、あまり目立ちはしませんが実はかなり優秀な取引所です。
この記事ではビットバンクで取り扱っている銘柄、手数料、取引の流れなどを解説いたします。
目次
ビットバンクの概要
運営会社 | 金融庁登録 | ビットコインFX |
---|---|---|
ビットバンク株式会社 | 関東財務局長 第00004号 | なし |
販売所銘柄 | 販売所スプレッド | 取引所手数料 |
BTC・ETH・LTC・BCH・MONA・XRP | 0% | 0% |
ビットバンクの取扱銘柄
ビットコイン (BTC) |
イーサリアム (ETH) |
リップル (XRP) |
ライトコイン (LTC) |
ビットコインキャッシュ (BCH) |
モナコイン (MONA) |
ビットバンクは日本の投資家から人気のある通貨、リップルが買える数少ない取引所です。しかも他の取引所とは異なり、スプレッドや手数料が全く掛かりません。
ビットバンクのメリット・デメリット
・リップル(XRP)を取り扱っている
・セキュリティやサポートが優秀
・レンディングサービスがある
・取引手数料が無料(期間限定)
ビットバンクの最大のメリットは、取扱通貨数が国内取引所の中では比較的多いことです。純粋な取扱銘柄数は有名取引所にやや劣りますが、取引所形式で売買できる取扱銘柄数は6銘柄とZaifに続く多さです。特にリップルを取引所形式で取り扱っているのはビットバンクのみであり、ここが他社との大きな差別化点となっています。
仮想通貨の売買形式には販売所形式と取引所形式があります。販売所形式は事業者とユーザーが仮想通貨を売買するシステムです。事業者は売値と買値に差を設けることによって利益を得ています。初心者にもわかりやすく、必ず取引が成立する半面、販売所の取り分(ユーザーから見た手数料)が大きいというデメリットがあります。
一方、取引所形式はユーザー同士が仮想通貨を売買するシステムです。事業者は取引には直接関与せず、その仲介のみを行い、取引額に応じた取引手数料を得ます。初心者には少しだけ敷居が高い半面、取引手数料が安いという大きなメリットがあります。
特に多額の取引をする場合は、取引所形式の利用は必須と言ってもいいレベルです。この観点から見た場合、取引所形式での銘柄数が多いビットバンクは非常に優秀と言えます。
セキュリティやサポートが優秀なところも見逃せません。取引所の中にはハッキングに遭ったり、メールを送ってもなかなか返信してこなかったりするようなところも少なからず存在しますが、ビットバンクはハッキング対策・サポートのどちらも比較的優秀です。
レンディングサービスは、ビットバンクに対してビットコインを貸し出すことによって利息を得られるサービスです。利率は年間3~5%(貸出量によって異なる)で、例えば1BTCを利率5%で貸し出した場合、1年後には1.05BTCになります。1年経てばBTC/JPYも変化するのでJPY建てでも必ず利益が出るという保証はありませんが、長期ホールドをする場合は利用を検討してみてもいいでしょう。
・取引量は他の大手取引所と比べると少なめ
ビットバンクの取引量は、ビットフライヤーと比べるとやや少なめです。取引量が少ないと、取引が成立する確率が低くなります。ただ、最近は取引量は増加傾向にありますので、そこまで心配する必要はないでしょう。
総じて目立ったデメリットは少なく、非常に使いやすい取引所です。

ビットバンクの手数料一覧
Bitbank.ccの取引手数料は非常に低いです。特に2018年9月まではすべての通貨ペアの取引手数料が無料になっていますので、利用する場合は早めに登録しましょう。
取引所の手数料・スプレッド
Maker手数料 | なし(2018年9月末まで) |
---|---|
Taker手数料 | なし(2018年9月末まで) |
入金手数料
なし
出金手数料
通貨により異なります。それぞれの出金手数料は以下のとおりです。
ビットコイン | 0.001BTC |
---|---|
ライトコイン | 0.001LTC |
リップル(XRP) | 0.15XRP |
イーサリアム | 0.005ETH |
ビットコインキャッシュ | 0.001BCH |
モナコイン | 0.001MONA |
ビットバンクの登録方法・使い方
会員登録と二段階認証の設定方法
まずは公式サイトのトップページ(https://ageage-crypto.jp/bitbank_lp)に移動します。検索で探そうとするとよく似たフィッシングサイトが上位に表示される可能性が否定出来ないため、念の為に上記の確実に正しいURLを使ってアクセスしましょう。
アクセスしたらテキストボックスにメールアドレスを入力し、「新規登録」をクリックして下さい。

すると、入力したメールアドレス宛にbitbank.ccからメールが送られてきます。メール内に会員登録フォームへのリンクが記載されていますので、それをクリックします。
会員登録フォームが表示されたら、表記に従って入力を進めていきます。日本語サイトなので特に問題はないかと思います。下の3つのチェックボックスには忘れずにチェックを入れましょう。すべて入力したら「登録」ボタンをクリックします。

登録ボタンをクリックすると自動的にログインし、以下のような基本情報登録ページが表示されます。基本情報とは姓名や生年月日など文字通り基本的な情報のことで、これを入力しないと入出金ができません。
後回しにすることもできますが、どのみちいずれ出金する際に登録しなければならないので、速いうちに登録しておくことをおすすめします。必要事項をすべて入力したら、「次に進む」ボタンをクリックします。
取引の目的、職業を選択し、外国の重要な要人に当てはまらないことを確認して、「確認」をクリックします。

確認ページが表示されたら、「登録」をクリックすると、以下のようなページが表示されるので、「本人確認書類のアップロードに進む」をクリックします。

本人確認書類のアップロード手続きを進めていきます。Bitbank.ccで本人確認書類として使えるのは以下の4種類です。
・運転免許証
・パスポート
・住民基本台帳カード(マイナンバーカードも可)
・在留カード
いずれか1つを用意し、両面をキャプチャしてアップロードします。
アップロードが終わったら、しばらく待ちましょう。審査は最短で翌営業日に完了しますが、最近は申込みの増加に伴い、審査に時間がかかることも増えているようなので、焦らず待ちましょう。2週間待っても何の音沙汰もないという場合は、念のために問い合わせてみましょう。
二段階認証は必ず設定してください!
自らの資産を守る上で、二段階認証は非常に重要です。必ず取引を始める前に設定しましょう。Bitbank.ccの二段階認証はGoogle Authenticator(スマートフォンアプリ)もしくはIIJ SmartKeyを使って行います。今回はGoogle Authenticatorを使います。
まだインストールしていないという方は、Google PlayもしくはApp Storeからダウンロードしてください。
アプリが用意できたら、左サイドバーのセキュリティ→二段階認証の順にクリックします(初期設定では二段階認証は未設定になっているはずです)。

表示されるQRコードをアプリで読み込むと、アプリで6桁の数字が生成されるようになります。その数字を認証コード欄に記入し「設定」をクリックします。これで二段階認証は完了です。
コインの購入方法
トップ画面から右上の「トレード」をクリックし、トレード用の画面を表示します。次に、通貨ペアを選択します。今回はBTC/JPYをクリックします。

ビットバンクでは指値注文と成行注文ができます。指値注文は予め価格と数量を指定する注文です。指定した価格以外で取引が成立することはありませんが、取引が成立しないことがあります。
成行注文は数量のみを指定する注文です。必ず注文が成立しますが、急な値動きが遭った際に思わぬ価格で取引が成立してしまうことがあります。どちらも一長一短ですが、初心者の方には基本的に指値注文をおすすめします。
価格:価格を入力します。(成行注文の場合は表示されません)
数量:購入量を入力します。
予想:価格×購入量の数値です。自動的に入力されます。

すべて入力できたら、最後に「注文」をクリックします。
コインを他の取引所に送金する方法
左サイドバーの「出金」をクリックし、出金したい通貨を選択します。

ビットバンクを使ったほうがいい人・使わないほうがいい人
ビットバンクを使ったほうがいい人
- リップル(XRP)を買いたい人
- とにかく手数料を安く抑えたい人
- メジャーな仮想通貨を買いたい人
Bitbank.ccはリップル(XRP)の取引高の多さが最大の特徴です。XRPを国内の仮想通貨取引所で買いたいならば、ここ一択と言っても過言ではありません。
ビットバンクを使わないほうがいい人
特にありません。
リップルをすぐに買うつもりがなくても、手数料が激安でアルトコインが購入できる貴重な取引所なので、ビットバンクは確実に開設しておいた方がいい取引所と私は思っています。
