オシレーター型のインジケーター(トレードのサポートとなる指標の内、チャートの画面下に設定するもの)の一種であるADXの活用法を紹介します。
ADXとは?
ADXはオシレーター型のインジケーターで、勢いの強さを判断する機能がありますが、現在の市場がトレンドかレンジかを視覚的に判断する為に使用されるのがほとんどです。初心者の方で右も左もわからない場合でもトレンド、レンジが簡単にわかるのでとてもおすすめです。
エントリーシグナルを判断するのは向いていないので実際にトレードする際には他のインジケーターで補いましょう。

ADXの基本的な見方
ADXはADX線が0.2を超えるとトレンド発生と見る事ができ、この線が上に伸びれば伸びるほど強力なトレンドと判断できます。(業者によっては0〜100で表記されます。この場合は50%を超えるとトレンドと判断できます)ただし、注意しなければいけないのはADXが表しているのはあくまでもトレンドの強さです。この為、仮に下降トレンドの場合でもADX線は0.2を超えます。ここだけを注意しましょう。


画像の業者のチャートではDI、−DI線がありますがこれはDI線が上の場合上昇トレード、−DI線が上の場合下降トレンドです。DI線はない場合が多いです。
他のテクニカル分析との組み合わせて活用する
ADXは基本的にトレンドの強さを判断する機能しかありません。そこで実際のトレードは他のインジケーターを併用する事をおすすめします。中でも初心者の方におすすめなのはRSIと一目均衡表です。レンジの場合はRSI、トレンドの場合一目均衡表を使用しましょう。
RSI
ADXでレンジ相場とわかればRSIを利用したトレードをおすすめします。RSIはレンジ相場で活躍するオシレーターです。これの見方はRSIが80%以上を示せば買われすぎなので売りのサイン、20%以下を示せば売られすぎなので売りのサインです。エントリーする場所はなるべくレンジの上限or下限が望ましいです。

一目均衡表
ADXでトレード相場とわかれば一目均衡表を利用したトレードをおすすめします。一目均衡表は主にトレンド相場で活躍するインジケーターです。一目均衡表は様々な要素で構成されていますが、ここで注目すべきは厚い雲です。トレンド相場では厚い雲で反発する傾向があります。

ADXの基本的な見方とテクニカル分析を併用した活用法まとめ
ADXについて解説しました。基本的にはトレンド相場かレンジ相場かの判断に使用します。数値が0.2を超えるとトレンド相場、それ未満であればレンジ相場です。ただし、下降トレンドの場合にもADXの数値は上に上がるので少しややこしいのでこの点を覚えておきましょう。
トレンドorレンジの判断ができた後は他のインジケーターと合わせてトレードしましょう。トレンドの場合一目均衡表、レンジの場合RSIが使いやすいです。是非参考にしてみて下さい。