サポートライン、レジスタンスラインを解説します。テクニカル分析をするにあたり非常に重要な事項になります。あらゆる手法に使用できるので是非参考にしてみて下さい。
目次
サポートラインとレジスタンスラインとは?
サポート、レジスタンスラインは売買の分かれ目になった点に引きます。上からの圧力に対しての買い支えを示すのがサポートライン、下からの押し上げを防ぐのがレジスタンスラインです。ここで売買の目線が変わったので、次以降も同じように反発する事が見込めます。
サポートライン
以下が上からの圧力に対して反発が確認できるサポートラインです。

レジスタンスライン
以下が下からの押し上げに対し反発が確認できるレジスタンスラインです。

サポートラインとレジスタンスラインの正しい引き方
サポートラインとレジスタンスラインの引き方の最も一般的でわかりやすいものはたくさん反発しているところへ引くことです。

他にもいくつかあるので以下に紹介します。
- 急上昇or下落したポイント
- キリの良い数値(ビットコインであれば100万円など)
- 直近高値or安値
何故これらの点にライン引く事ができ、トレードの指標とする事ができるのかその解説は以降に譲ります。
サポレジラインを引くと何がわかる?
サポレジラインを引くことでわかるのは、その付近に大量の注文が溜まっているという事がわかります。上記で解説したサポレジラインを引けるポイントは全てこれに当てはまっています。代表的な「たくさん反発しているポイント」でたくさんの注文が溜まっているという例を使い解説します。
まず反発しているという事は画像の場合、その点の少し上に損切り注文が溜まっている事が予想できます。何故なら反発した付近でショート注文したプレイヤーは、もし負けてしまったとしても損は最小限にしたいはずなので、なるべくエントリー付近に損切り設定を置くでしょう。画像の紫の丸が多くの損切りが溜まっているであろうポイントです。

そして、たくさん反発している点があるという事はそれがたくさんあるという事を意味しているので、当然大量の損切り注文が溜まっているのがわかります。
さらにそれを理解したプレイヤーが溜まった損切りを誘発させ、ブレイクアウトさせようとロング注文を浴びせてくる事も考えられますし、たくさん反発しているのであればこれからもそれが継続すると見た層が、利益確定のショート注文をするとも言えます。画像ではこの損切りが誘発されてブレイクアウトし、どこまでも上に伸びています。
ここまでをまとめると、サポレジラインは上昇するか下落するかはわからないが、たくさんの注文があるポイントと言えます。これが勝率100%はありえないと言われている理由の一つです。勝率が極端に低くてもプラス収支となっているトレーダーがいますが、彼らはたまに起こるサポレジラインを割った時のブレイクアウトで大きく勝っているケースが多いです。
上手く勝つにはインジケーターがおすすめ!
サポレジラインを引いただけでもブレイクアウト狙いのトレードは十分可能ですが、根拠の後押しとしてインジケーターを使用すると良いでしょう。
初心者の方におすすめのインジケーターはボリンジャーバンドです。

これの±2σを利用するのが一般的なのでこのバンドと自分の引いたサポレジラインが重なっていれば2重の根拠が生まれるのでそこに注文溜まっていると考えて良いでしょう。より正確なサポレジラインとなります。
サポートライン・レジスタンスラインまとめ
サポレジラインの引き方について解説しました。サポレジラインはトレードを行う上で非常に重要なので、必ず実践した上でものにしましょう。引き方で最も簡単なものは多く反発している場所に引く事です。サポレジラインを突破するとブレイクアウトが発生しやすく大きく勝つ事ができます。さらに機能しやすいラインを引くには、ボリンジャーバンドなどのインジケーターと合わせて使用すると良いでしょう。