一目均衡表について解説します。一目均衡表は万能なインジケーター(トレードのサポートとなる指標、移動平均線が最も有名)です。レンジ相場で活躍します。また、今レンジ相場なのか、トレンド相場なのかを判別することもできます。
唯一の弱点は画面が見にくくなることです。テクニカル分析はローソク足を中心に据えることが基本ですので、一目均衡表だけにとらわれることのないようにしましょう。
目次
一目均衡表とは?
一目均衡表は遅行スパン、先行スパン1先行スパン2、転換線、基準線から構成されていますが、少し複雑なので、今回はこれらの要素から構成されている雲を中心に解説します。
雲以外を表示してしまうと画面が見にくく、雲だけでも十分トレードができます。


一目均衡表の使い方はいくつかあります。基本的にはローソク足が厚い雲を超えれば、その方向へポジションを取るのがオーソドックスな手法です。ただし、これはトレンド相場の場合のみです。
レンジ相場では雲を行ったり来たりするのであまり参考にはなりません。厚い雲は基本的に反発しやすいですが、いざ抜けるとその方向へ伸びる傾向があります。このように雲の厚さは支持線、抵抗線と考える事ができます。
一目均均衡表の使い方
それでは一目均衡表の使い方を解説します。エントリーとその前に必要な相場環境認識の両方に使えるので、ぜひ参考にして下さい。
一目均衡表でレンジorトレンドを判別
一目均衡表は現相場がレンジ相場なのか、トレンド相場なのかを判別するのに役立ちます。まず、レンジ相場の場合、ローソク足が薄い雲を抜けたり入ったりしています。一般的に厚い雲を超えればその方向へポジションを取るべきと言われていますが、このように厚い雲が見受けられず、薄い雲が見られる環境はレンジ相場と言えます。

トレンド相場の場合、厚い雲で反発しながら方向感を持って推移します。

ローソク足が厚い雲を超えた時を狙う
一目均衡表の厚い雲は抜けるとその方向へ伸びやすいです。厚ければ厚いほど反発しやすい傾向があるので中々抜けません。この点は支持線、抵抗線と似ています。ここで上手くポジションを取る事ができれば多くの利益を得る事ができますが、後から見ればチャンスだったという事が多く、リアルタイムのトレードとしては少し確率に不安があります。
そこで、次の章で挙げるトレンド相場中の雲の反発を利用した順張りをおすすめします。

トレンド相場で雲の反発を利用した順張り
トレンド相場中で厚い雲の反発を利用したものは一目均衡表の最も勝率の高い使い方です。この手法はいわゆる押し目買い(戻り売り)です。トレンドに乗る事ができるので大きな利益になりやすく、損切り位置も決めやすいのでとてもおすすめです。

一目均衡表を使用したトレード
一目均衡表を利用した具体的なトレード手法を紹介します。いくつかの種類がありますが、最もおすすめなトレンド相場での押し目買い(戻り売り)について掘り下げていきます。まずはじめに一目均衡表を使用してトレンド相場であることを調べます。
ローソク足が厚い雲で反発していることを確認しましょう。雲の厚い、薄いは完全に主観になってしまいますが、同じ通貨ペアのレンジ相場の薄い雲を見つけ、それと比較するとわかりやすいです。


次に雲での反発を狙うため、雲まで引きつけましょう。引きつけ終わったらいよいよエントリーです。この時にエントリーしたいレートの延長戦に反発があればさらに有効です。
一目均衡表の見方と雲の活用方法まとめ
一目均衡表の見方について解説しました。一目均衡表は主にトレンド相場で活躍します。おすすめの手法はトレンド相場て厚い雲による反発を狙うトレードです。雲を抜けるとその方向へ伸びる傾向がありますが、レンジ相場での薄い雲には当てはまらないので、雲を抜けた瞬間にエントリーはしないようにしましょう。
トレードに使えるだけでなく現相場がレンジ相場なのか、トレンド相場なのかがわかりやすいので是非参考にしてみて下さい。