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ZEN(ZENCash/ゼンキャッシュ)の概要
通貨名称 | ZEN(ZENCash/ゼンキャッシュ) |
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最大発行数 | – |
公開日 | 2017年12月 |
公式サイト | https://www.horizen.global/jp/ |
ホワイトペーパー | – |
ZENの特徴や目指しているもの
ZENは、一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)が発行する日本円(JPY)と価格連動するように設計された暗号資産です。2017年の実証実験では、概ね価格維持に成功していて、今後のさらなる拡大も期待されます。
ZENの仕組み
ZENは暗号資産のボラティリティを極力抑制して、1JPYZ=1円になるように調整される仕組みになっています。現状、多くの問題点を抱えている暗号資産ですが、その中の一つにボラティリティの大きさがあげられます。
ビットコインを筆頭とする主要通貨でも1日で10%以上の値動きは珍しくありません。取引の少ない草コインともなれば、その幅はさらに大きくなります。このボラティリティの大きさは取引機会を増やすことにつながる反面、安定した収益を出したい企業にとっては大きなリスクとなりえます。
1円≒1JPYZを保つ仕組み
この仕組みはとってもシンプルで、BCCCが暗号資産取引所で常に総発行枚数以上の買い(指値注文)を入れる事によって成り立っています。
この状況で1円より安い金額で買おうとしても、注文は成り立たず、逆に1円より高い金額で売ろうとしても、やはり注文は成り立ちません。これにより、日本円との価格連動を保てるのです。
ZENは今後発展するのか?
企業にとっては、高くて遅い銀行よりも、早くて安い暗号資産の方が魅力的である以上、ZENが普及する可能性は無視できません。第1フェーズも無事成功していますし、今のところ大きな問題点は見当たりません。リスクがあるとしたら発行体が何らかの原因で機能不全に陥ることですが、当面はこれも気にする必要はないでしょう。
ZENの将来性
ZENの将来性は、現時点では乏しいと考えています。理由はいくつかありますが、一番大きな理由は開発状況の不透明さです。
何にせよ投資には向かない暗号資産ですので、値上がり目的で買うのはおすすめしません。あくまでも一時的な退避通貨として、考えておきましょう。