ZCLの概要
通貨名称 | ZCL |
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最大発行数 | 2100万枚 |
公開日 | – |
公式サイト | https://ZCL.org/ |
ホワイトペーパー | https://ZCL.org/pdfs/whitepaper.pdf |
ZCLの特徴や目指しているもの
ZClassic(ZCL)は、匿名通貨として知られるZcashからハードフォークして生まれた仮想通貨です。主な機能はZcashと同様ですが、マイニング報酬分配やスロースタートの有無といった点が異なっています。
ZCLの仕組み
上記の通り非常に高い匿名性を持つZcashですが、匿名性に優れる反面、報酬の分配方法が不公平であるという指摘がたびたびされていました。その指摘に答えて誕生したのがZCLです。ZCLはZcashと比べて、公平性の高い分配方法が採用されているのが最大の特徴です。
開発者へのマイニング報酬分配
Zcashでは、マイニング報酬の20%がマイナーから天引きされ、開発者に回されていました。開発者はそれを資金に開発を進めていましたが、この仕組みは開発者に過剰に資金が回る仕組みとして批判を集めていました。ZCLには同様の仕組みはなく、マイニング報酬は完全にマイナーのものになります。それ故にマイナーのモチベーションが高く維持されやすく、その結果マイニング盛んになって安全性が保たれます。
スロースタートの廃止
Zcashには、ジェネシスブロック(1番最初のブロック)のマイニング報酬を0として、その後は徐々に報酬を増やしていき、ブロック数が一定の数値に達したら報酬が固定される「スロースタート」という機能があります。その後、半減期が来たら報酬が減ります。
Zcashは一度増えてから減るという仕組みになっています。これは公開初期にコードにエラーがあった場合の被害を最小限に抑えるためのものですが、マイナーから見るとは嬉しいものではありません。ハードフォークしたZlassicは最初からマイナーを逃すことがないように、スロースタートを廃止しています。
ただし、Zcashのスタート期間はすでに終わっているので、その点では差別化ではなくなっています。
ZCLの将来性
現時点では、期待していません。まず、そもそも匿名通貨が規制対象となりやすく、ZCLならではのメリットというのもほとんど存在しません。ZCLでなくてもよい状況を改善しない限りは、普及は望めないでしょう。
ZCLが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
ZCLが購入できる海外の取引所一覧
- Bittrex
- FinexBox