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ZAIF(ザイフトークン)の概要
通貨名称 | ZAIF(ザイフトークン) |
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最大発行数 | 90億枚 |
公開日 | 2016年7月29日 |
公式サイト | https://zaif.jp/trade_chart/zaif_jpy |
ホワイトペーパー | 不明 |
ザイフトークンの特徴や目指しているもの
ザイフトークンは、暗号資産取引所の「Zaif」を運営する株式会社テックビューロが発行しているトークンです。トークンとは既存のブロックチェーン上で発行された独自のコインのことで、ザイフトークンはカウンターパーティーのブロックチェーン上で発行されています。
ビットコインなどと違い企業が明確な発行主体になっており、株式のような性質を持つ一方で、その企業のサービスの決済にも使えるのが大きな特徴です。
Zaifってどんな取引所?
ザイフトークンを理解するためには、まずは暗号資産取引所のZaifを理解しなければなりません。Zaifではビットコインやイーサリアム、モナコインと言った主要な暗号資産の他に、ザイフトークンやペペキャッシュ、ビットクリスタルと言った草コインの取り扱いも豊富な暗号資産取引所です。
国内の暗号資産取引所の中でも比較的取引量が多く、コイン積立(毎月一定の日本円を拠出し、少しずつ暗号資産を積み立てていくサービス)などの独自のサービスから根強い人気を集めています。また、テックビューロ株式会社は2017年よりICO実施プラットフォーム「COMSA」をスタートしており、このサービスとの連携も強力です。
ICOとCOMSAの仕組み
ICOとは暗号資産やトークンを発行して投資家に販売して、事業資金を集める仕組みのことです。株式を発行して事業資金を集める仕組みをIPOといいますが、ICOはこれを真似たものです。
ICOはIPOと違い、証券会社や証券取引の審査を受ける必要がないのが大きな魅力です。IPOは企業規模などの条件が厳しく、将来性はあっても体力がない企業には適しません。その点、ICOには決まった条件がないので、実施事態はどんな企業でも可能です(ザイフトークンもICOで発行されたトークンです)。
しかし、ICOは歴史が浅いゆえまだ実施のノウハウが十分に蓄積されておらず、企業にとって行いにくい一面があります。また、審査がないゆえに悪意ある(最初から集めた資金の持ち逃げを目的にしている)、または極端にレベルが低いICOがされる懸念もあります。これらの問題を解決するのがCOMSAです。
COMSAはテックビューロがICOを実施したい企業を審査し、合格した企業に対してICOのノウハウを提供する仕組みです。審査の段階で質の悪いICOは弾かれるので、投資家は安心して参加できます。COMSA終了後、トークンは原則としてZaifに上場されるので、買ったはいいものの売れずに困る、という懸念もありません。
発行主体がいるザイフトークン
ビットコインとザイフトークンの最大の違いは、発行主体が居ることです。ビットコインは発行主体が居らず、プログラムに基づいて自動的に発行されます。一方、ザイフトークンはZaifを運営する株式会社テックビューロが発行主体となり、同社の意思によって発行されます。
ザイフトークンのロックアップ計画
ザイフトークンの総発行枚数は90億枚ですが、このうち25%にあたる22.5億枚は2018年12月まで流通が凍結されています。このように、暗号資産やトークンの一部の流通を意図的に凍結することをロックアップと言います。ロックアップ期間は2018年12月末日までです。
ザイフトークンでは、複数人が管理するアカウントにザイフトークンを保管して、1人や少人数の意思で勝手にトークンを引き出すことを封じるという形で、ロックアップを行っています。このような仕組みをマルチシグと言います。
ロックアップ期間中は流通量が一切増えないため、需要の増加がダイレクトに価格上昇につながります。一方、ロックアップ期間終了後は流通量が増えるので、需要が増加しても価格が上昇しない、もしくは下降する可能性があります。
ザイフトークンの使い道
ザイフトークンの使い道は、現状は前述のCOMSAに参加するときぐらいにしか使えません。COMSAにはザイフトークン以外の暗号資産(ビットコインやネムなど)でも参加できるため、ザイフトークンでなければできないこと、と言うのは現状存在しません。
ただし、ザイフトークンを使うとよりお得にICOに参加できる(追加でトークンがもらえる)というメリットがあるため、COMSAでICOが行われる際には一時的に需要が増加する可能性が高いです。
将来的には、テックビューロが行う他のサービスの決済などに使われるようになるかもしれませんが、今のところそのような具体的な話は出てきていません。
ザイフトークンに出資している企業一覧
ザイフトークンに直接出資しているわけではありませんが、ジャフコやインフォテリアなどは株式会社テックビューロに対して出資しています。特にジャフコは15億円もの出資を行っており、高い期待が見て取れます。
ザイフトークンの半減期予定
ザイフトークンは現時点ですでにすべて発行済みであり、半減期は存在しません。
ザイフトークンの将来性
ザイフトークンの将来は、ZaifとCOMSAという2つのサービスの成否に左右されます。この2つが成功すれば自然と価格は上昇していき、失敗に終われば、価格の下落が予想されます。
暗号資産取引所のZaifは、他の取引所では見られないサービスが実施されているため、今後も根強い支持が得られる可能性が高いです。ナンバーワンにはなれないかもしれませんが、大幅なハッキングなどがない限りはそれなりの成功を収める蓋然性があります。
一方、COMSAはもっと大成功する可能性があります。ICO実施のプラットフォームというサービスは極めて先進的で、価値があります。企業側はCOMSAのノウハウと知名度を活かして効率的にICOができますし、投資家側はCOMSAの審査に合格した(一定の基準を満たした)ICOだけに参加できます。
現時点でミネラルウォーターなどの製造販売を行う株式会社プレミアムウォーターホールディングスがCOMSAを利用したICOの実施を検討しており、このICOが成功すれば、COMSAの知名度や需要はさらに高まることでしょう。
国内でザイフトークンが安く購入できるおすすめの取引所


運営会社名 テックビューロ株式会社
▼ 取扱暗号資産一覧 ▼
ビットコインイーサリアムネムモナコインビットコインキャッシュザイフカウンターパーティービットクリスタルストレージコインエックスフィスココインカイカコインネクスコインコムサペペキャッシュゼン
取引高 | 3827.79億円 |
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口座開設に必要な書類 | 身分証明書(免許証、マイナンバーカード、パスポートなど) |
法人名義での登録 | 可能 |
現状、日本の暗号資産取引所でザイフトークンを取り扱っているのはZaifのみです。
Zaifはザイフトークン以外にも他の取引所では見かけず、時価総額も低い、いわば伸びしろのあるトークンを複数取り扱っています。ザイフトークンを含めたややマイナーなトークンへの投資を考えている方には、Zaifがおすすめです。