XVG(Verge/ヴァージ)の概要
通貨名称 | XVG(Verge/ヴァージ) |
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最大発行数 | 165億枚 |
公開日 | 2016年2月 |
公式サイト | https://vergecurrency.com/ |
ホワイトペーパー | https://github.com/vergecurrency/Verge-Blackpaper/blob/master/Verge-Anonymity-Centric-CryptoCurrency.pdf |
XVGの特徴や目指しているもの
XVGは高い匿名性と高速決済が特徴の暗号資産です。匿名性の高い暗号資産は他にもいくつかありますが、XVGはグローバルIPアドレスを匿名化して、さらに状況に応じて匿名と非匿名を使い分けられるという点で優れています。
まだまだ発展途上ではあるものの熱烈なファンが多く、開発コミュニティも活発であることから、今後の発展も十分に期待できる暗号資産の一つといえます。
XVGの仕組み
匿名性の高い暗号資産として人気のダッシュ(Dash)とモネロ(MXR)、ジーキャッシュ(ZEC)は、日本の暗号資産コミュニティでは「匿名三兄弟」と呼ばれることもあります。匿名三兄弟は非匿名通貨と比べて高い匿名性を誇るものの、グローバルIPアドレスが公開されている点で匿名性が完璧とは言えません。
匿名三兄弟を筆頭とする既存の匿名通貨は取引は匿名化されていますが、その取引をしたユーザーのグローバルIPアドレスは公開されています。そのため、グローバルIPアドレスから個人を特定されてしまう危険性があります。XVGはグローバルIPアドレスも非公開にするので、より匿名性の高い取引が期待できます。
XVGは決済スピードも早い
暗号資産の価値を決める要素の一つに、決済スピードがあります。ビットコインは10分ですが、ライトコインは2.5分、モナコインは1.5分です。いずれも十分に高速ですが、店頭決済で使うのには若干躊躇するスピードではあります。
一方、XVGの決済スピードは数秒と非常に早く、ユーザーを苛立たせません。匿名性と決済スピード、両方を兼ね備えた暗号資産は少なく、この点が大きな差別化点となっています。
XVGの将来性
数ある匿名通貨の中でも特に匿名性が高さが魅力といえるXVGですが、匿名通貨の中では後発であることや、匿名通貨そのものへの規制が強化されるリスクから、その将来性については不透明な部分は小さくありません。この2つの問題をどのように解決するかが、バージのもっぱらの課題と言えそうです。
XVGが日本に上場する可能性
今のところ、XVGが日本に上陸する可能性はありません。XVGに可能性を感じていて、安いうちに仕込んでおきたいのならば、海外の取引所を利用したほうが良さげです。