XLM(Lumens/ルーメン)の概要
通貨名称 | XLM(Lumens/ルーメン) |
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最大発行数 | 1000億枚+年1% |
公開日 | 2014年7月 |
公式サイト | https://www.stellar.org/ |
ホワイトペーパー | https://www.stellar.org/papers/stellar-consensus-protocol.pdf |
XLMの特徴や目指しているもの
XLMは、個人間の決済をスムーズにするためのプラットフォーム「Lumens」で使われる暗号資産です。現状は何かと無駄が多い個人間送金をより便利なものにするかもしれない将来性のあるプロジェクトであり、注目に値します。
Lumensの基本的な理念はリップル(XRP)に近く、仕組みも似ていますが、細かな違いも少なくありません。
独自アルゴリズムの「SCP」で分裂を抑制
XRPはXRP Ledgerというアルゴリズムを採用していますが、XLMはそれを改善して安全性の高めた「SCP」というアルゴリズムを採用しています。
XRP Ledgerは、予め選定してある承認者であるユニークノードリスト(UNL)による承認作業があり、承認者がお互いを承認者であると認めることでネットワークを形成します。承認者の80%が承認すれば、取引は正常なものと認められて完了しますが、承認者の80%からの承認がなかった場合、取引台帳が分岐してしまうという欠点を抱えています。
SCPの承認者リストはQuorum slicesと呼ばれます。SCPの仕組みでは、承認者の80%の承認が得られなくても取引台帳は分岐しないため、より安全です。勝手に分岐しないというのは暗号資産の信頼を担保する上で非常に大切であるため、この仕組みには大きな意味が有ります。
XLMの将来性
XLMの将来性は、高いと見ています。幾つかの企業がすでにこの仕組を採用しているというのが、心強いです。フランスの送金業者TEMPOやナイジェリアの通信サービス事業者ParkWayはすでにこの機能を使ったサービスを提供しており、成功を収めています。世界的な大企業であるIBMもXLMとパートナーシップを結んでおり、国際送金事業をより効率的なものにしようとしています。
XLMが日本に上場する可能性
日本ではすでに、KrakenがXLMの取扱をしていますが、Krakenは現状みなし暗号資産取引業者であり、利用はおすすめできません。みなし暗号資産取引所よりは、信頼できる海外の暗号資産取引所を使うことをおすすめします。