WTCの特徴や使い道、今後の将来性まとめ

WaltonCoinの今後の将来性

WTCの概要

通貨名称 WTC(Waltoncoin)
最大発行数 1億枚
公開日 2016年11月30日
公式サイト https://www.waltonchain.org/
ホワイトペーパー https://www.waltonchain.org/#anchor2

WTCの特徴や目指しているもの

WTC(ヴィングス)はFID技術を融合する事によって、様々な商品の流通工程を透明化するプロジェクト「Waltonchain」で使われる仮想通貨です。通貨名はRFID技術の生みの親であり、2011年11月30日に亡くなったアメリカ人発明家のチャーリー・ウォルトン(Charlie Walton)氏に由来しています。

RFID技術は一般人の間ではあまり知られていませんが、駅の改札やETC(高速道路の自動料金精算システム)などにも採用されている有用な技術です。今回はRFID技術の概要と、それを採用したWaltonchainが目指すものについて解説いたします。

RFID技術は非接触型の読み込み・書き込み技術

RFID技術とは、無線電波を用いてRFタグに付与されたタグ情報を非接触で同時に読み書きできる技術のことです。これだけではどういうものなのかよくわからないと思うので、細かい部分を省いてよりわかりやすく説明すると、接触なしで同時に大量に読み込めるバーコードみたいなものです。次世代のバーコードと呼ばれることもしばしばあります。

RFIDはその知名度こそ低いものの、我々の生活にも浸透しています。例えばSUICAやPASMOなどはその代表格であり、駅の改札機にカードを通さなくても、改札機にある読み取り部分にカードを近づけるだけで自動で支払いができます。

その他にもETCや一部のレジ、さらには医療機関やアミューズメントパークでも導入されており、その技術の有用性は確かなものです。

RFIDの素晴らしいところは、同時に複数のタグ情報を読み取れることです。通常のバーコードでは、それが複数ある場合、1枚1枚地道に読み取っていく必要があります。数枚程度だったらいいのですが、大量にある商品の情報を1枚1枚読み取っていくのは大変です。スーパーで大量の買い物をすると、それがよくわかります。

一方、RFIDには複数の返信を同時に受け取るアンチコリジョン機能があるため、情報タグがたくさんあっても問題ありません。隠れていたり、多少破損していたりしても問題なく読み取れるため、いちいち向きを揃える必要などもありません。かごにまとめられたすべての商品を一回の「ピッ」で全部読み取れるのです。

無線電波が届く範囲は理論上は数十m以上と非常に長いので、ダンボールに梱包された大量の商品や、棚に並べられた商品も一気に読み取れます。必然的に検品・出荷作業、あるいは棚卸業務は大幅に効率化されます。

一方、現状の欠点は価格がやや高いことです。削減できる作業の量を考えれば、長期的には導入したほうがお得になることが多いのですが、初期費用に二の足を踏む事業者も少なくありません。とは言え全体的に見れば有用な技術であることは間違いなく、将来的には様々なビジネスシーンで導入されることでしょう。

WTCの仕組み

WTCでは、多くの仮想通貨で採用されているブロックチェーン技術と、RFID技術を組み合わせることによって、IoTの促進を促します。IoT化とは、従来はインターネットに接続していなかったもの、例えばトイレや冷蔵庫、自動車、ペットなどをインターネットに接続することによって、新たな価値を生み出すことです。

例えば駅や公共施設などにあるトイレの扉の開閉状況をインターネットを通じて取得できるようにすれば、どこが混んでいてどこが空いているのかがわかるようになり、待ち時間の短縮につながります。

ペットの位置をインターネットを通じて取得できるようにすれば、万が一逃げてしまった場合でもすぐに見つけられます。

WTCには親チェーンと子チェーンがあります。WTCは唯一の親チェーンであり、その下に複数の子チェーンが作成されます。各企業は子チェーンを自由にカスタマイズできます。そして、それを利用した手数料としてWTCを支払います。関連する企業同士がチェーンを通じてつながり、全てのデータは安全かつ信頼できる状態で共有されます。

もう少し具体的に見ていましょう。例えば、ある製品の製造を行う企業は、製品に固有のRFIDを作成し、RDタグを付けて、WTCを支払ってそれを記録します。物流を行う企業は、WTCを支払って輸送する製品の情報を記録します。小売を行う企業は、WTCを支払って、届いた商品の情報を記録します。消費者はこれらの一連の情報を元に、商品の安全性や信頼性を判断します。

WTCの元では、製造から販売まで、必要な情報はすべて記録されます。商品がどのような流れで流通してきたのか、偽造されていないかなどが簡単に確認できるため、違法な製造業者を簡単に判別できます。

これは偽造品に悩まされているアパレル業界や、安全性が重視される食品業界などとの相性が極めて良く、将来的にこれらの業界で導入されることが期待されます。

筆者が考えるWTCの今後の将来性

WTCの将来性ですが、現時点ではよくわからない、というのが正直なところです。商品の安全性を保つ上でブロックチェーンを導入するのが有用であるとは前々から言われていますが、WTCがその最適解であるかは判断できないからです。

個人的に懸念しているのは、タグの付け方です。タグが物理的に取り外せる状態だと、タグの情報は書き換えずとも、タグ自体を別のものにするだけで偽造できてしまいます。かと言って衣服や食品に対して内蔵タグを付けるのは普通に考えて難しいですし、このあたりをどうやって処理するのかがわからない現状では、若干手が出しづらいです。

また、競合するプラットフォームも気になるところです。韓国ではブロックチェーンを利用して商品の真贋を判別するVechainというプラットフォームが開発されています。全く用途が同じ、というわけではありませんが、ある程度重複していることは間違いなく、既に一部実用化が進められています。WTCは現時点では昇り調子ではありますが、個人的には買う場合でも数ある分散投資の投資先の一つにとどめておくことをおすすめします。

WTCが日本に上場する可能性

Waltoncoinが日本の仮想通貨取引所に上場される気配は、今のところありません。時価総額ランキングは40位前後で安定しており、これより価格が上の仮想通貨の中にも人気のものが沢山あるため、買いたい場合はバイナンスを筆頭とする海外の仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

WTCが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Kucoin
  • HITBTC
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