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WDC(WorldCoin/ワールドコイン)の概要
通貨名称 | WDC(WorldCoin/ワールドコイン) |
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最大発行数 | 2億6500万枚 |
公開日 | 2013年5月 |
公式サイト | http://www.worldcoin.global/ |
ホワイトペーパー | – |
WDCの特徴や目指しているもの
WDCは、高速決済が魅力の仮想通貨です。イーサリアム(ETH)よりも古いこの仮想通貨はコーヒー1杯から高価なチケットまで、ありとあらゆる商品をスムーズにするための決済手段であり、わずか60秒以内にすべての決済が完了します。送金手続きも数回クリックするだけと非常に簡単です。
WDCの仕組み
決済機能がメインの仮想通貨と聞いて、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)などを思い浮かべる方は多いかと思います。WDCのブロック生成間隔は30秒と、WDCはここに挙げられたいずれのコインよりも決済スピードが早く、そこが優位点となっています。世界中のどこでも、誰とでも、わずか60秒以内に取引を終えられます。
取引が即座に完了するので店頭決済などにも導入しやすく、銀行などの第三者機関を介さないため、取引手数料も僅かです。
また、WDCで支払いを行う際には、公開する情報の量を自分で決められます。隠したい情報は隠せるので、プライバシーも十分に保護できます。
コンセンサスアルゴリズムと難易度調整
マイニングのコンセンサスアルゴリズムはProof of Work(PoW)を採用しています。マイナーが得る報酬は64WDCで、1週間毎に1%ずつ減少していきます。時間が経つに連れてマイニング報酬が少なくなるので、過剰な供給によるインフレ(価格の低下)を防げます。マイナーが増えれば増えるほど、そのネットワークは強固で安定したものになります。
WDCもビットコインと同様に、難易度調整が行われます。難易度調整は1時間(120ブロック)ごとに行われます。
WDCの将来性
現時点では、あまり将来性はないと考えています。決済スピードが早いというのは良いことですが、それ以外に正直目だった特徴もありません。お世辞にもマーケティングが成功しているようには見えませんし、XRPやDASHなど比較的メジャーでしかもWDCよりも決済が早い仮想通貨も少なくありません。
これらの仮想通貨にはない抜きん出たものが見られない以上、普及する可能性は低いのではないでしょうか。
WDCが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外の取引所に上場していますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。