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WAVES(Waves/ウェーブス)の概要
通貨名称 | WAVES(Waves/ウェーブス) |
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最大発行数 | 1億枚 |
公開日 | 2016年4月 |
公式サイト | https://wavesplatform.com/ |
ホワイトペーパー | https://blog.wavesplatform.com/waves-whitepaper-164dd6ca6a23 |
WAVESの特徴や目指しているもの
WAVESは分散型金融取引プラットフォームと、そのプラットフォームで流通するトークンです。WAVES上では新たなトークンを発行したり、ICOが実施できます。また、分散型取引所機能も搭載されており、ユーザーは既存の中央集権型の取引所を介することなく、安全に直接暗号資産や法定通貨の交換できます。
WAVESの2大機能は「トークン発行」と「分散型取引所」
WAVESには様々な機能が搭載されています。ICOプラットフォームやAirDropなども優秀ですが、特に注目したいのが、独自トークンの発行と分散型取引所です。
独自トークンは誰でも発行できるオリジナル通貨
独自トークンとは、既存の暗号資産をもとに作られた、オリジナルの暗号資産です。基本的には既存の暗号資産と同じ特徴を備えているので、価値が認められれば、取引所に上場されることすら有りえます。香港の大手取引所であるバイナンスはバイナンスコインを発行していますし、日本の大手暗号資産取引所であるZaifも、独自トークンとしてZaifトークンを発行しています。
独自トークンは暗号資産取引所だけでなく、それ以外の企業、更には個人でも発行できます。例えば、普段は実店舗で商品を販売している個人商店主が独自トークンを発行し、トークン保有者には保有量に応じた割引やトークンを使った決済はおまけを付けたりしてトークンの普及を図る、という手法が考えられます。有名ブロガーであればトークン保有者向けの限定記事を作成して読者の囲い込みを図れます。トークンの発行事態も非常に容易であり、暗号資産に詳しくないと使えない、というようなことはありません。
これだけだとただのポイントサービスとの違いがありませんが、独自トークンはポイントよりも低コストで導入できるため、それだけでも企業にとっては旨味があります。消費者としても面倒くさいポイントカードの持ち運びがなくなるのは嬉しいことです。
分散型取引所は運営がいない取引所
分散型取引所とは、既存の暗号資産取引所のように運営が存在しない、分散された取引所です。分散型取引所には運営主体が存在せず、取引はすべて個人対個人(ピア・ツー・ピア)で行われます。資産の管理や取引記録などはすべて分散型取引所のブロックチェーン上に保存され、その改ざんは事実上不可能です。秘密鍵は各個人が管理することになるため、管理主体を信頼する必要がありません。
現状では分散型取引所は利用者が少ないため板が薄く、またパスワードを忘れてしまうと原則として復元不可能になってしまうという重大な問題があるのですが、それを差し引いても優れた技術であることは間違いありません。将来は既存の暗号資産取引所を大きく脅かすものになるものと思われます。
WAVESの将来性
WAVESの将来性は非常に高いと見ています。トークンの発行が容易にできるのはやはり大きな魅力です。コミュニティ内通貨などの比較的小規模な運用に向いており、大きなブームとなる可能性は十分にあります。開発も順調に進んでいますが、現時点では開発中の機能も多いため、安心して太鼓判を押すことはまだ出来ません。
WAVESが日本に上場する可能性
現時点では日本の暗号資産取引所がWAVESを上場する予兆は見られません。待ちきれないという方は、バイナンスなどの海外取引所を利用しましょう。