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VIBE(バイブ)の概要
通貨名称 | VIBE |
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最大発行数 | 2億6700万枚 |
公開日 | 2017年7月 |
公式サイト | https://www.vibehub.io/ |
ホワイトペーパー | https://www.vibehub.io/VibeHubWhitepaper2017.pdf |
VIBEの特徴や目指しているもの
VIBE(バイブ)はVR/AR(バーチャルリアリティ/オーグメンテッドリアリティ)のプラットフォーム「VIBEHub」で使われるトークンです。近年何かと話題になっているVR,ARですが、一方でこれらを経験するためにはまだクリアしない高いハードルがいくつもあります。
例えば、体験するための装置が高額だったり、手に入りにくかったりすること、クリエイターに適切な収入が発生しないこと、規格が複数存在することなど……。
VIBEはこれらの問題点を一気に解決し、VR/ARをより我々にとって身近にしてくれるかもしれないサービスであり、サービスの提供者、消費者の双方に大きなメリットをもたらします。
VR/ARとはなにか?
VIBEHubの有用性を知るためには、まずVR/ARがどのようなものかについて知る必要があります。どちらも定義が完全に明確に固まっているわけではありませんが、以下の簡単な説明でだいたい間違いありません。
VRはバーチャルリアリティの略で、日本語に訳せば「仮想現実」です。仮想なのに現実とはなんとも分かりづらい言葉ですが、簡単に言えば「コンピュータを使って仮想の何かを極めて現実に近い形で具現化し(仮想空間を作り)、それを体験できる技術」です。人間の五感である視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚に訴えかけて、実際には存在しないものを、まるであるかのように思わせるのです。
多くの研究によれば、五感の中で最も知覚の割合が大きいのは視覚で、その数字は80%以上と圧倒的です。そのため、VRでは基本的に視覚に訴えます。典型的なのはゴーグルのように装着するヘッドマウントディスプレイを使うものです。ディスプレイ上には実際には存在しない仮想空間が映し出され、現実世界で視線を動かすと、見える仮想空間の方向も切り替わります。
平面的にしか見えないテレビやパソコンのモニタなどと違って、360度立体的に見えるのが大きな特徴です。現状はゲームや映画などの分野での導入が顕著ですが、不動産物件の内見、医師の職業訓練などにも使われており、幅広い分野での活躍が期待されます。
ARはオーグメンテッドリアリティの略で、日本語に訳せば「拡張現実」です。こちらは、実在する風景にバーチャルの資格情報を重ねて表示することによって、現実の空間を拡張する技術のことです。完全に仮想の空間の中に入り込むVRに違い、ARはあくまでも現実の空間に仮想をプラスするという仕組みになっています。
ARを使ったサービスで最近話題となったのがスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」です。ポケモンGOではポケモン(モンスター、架空の生物)がカメラを通じて撮影された画面の上に表示されるため、あたかも目の前にポケモンがいるかのような気分を味わえます。
こちらもゲーム分野での導入が顕著ですが、実在の空間に家具をおいたらどうなるかというシミュレーション、撮影した山の名前を表示するアプリなどにも使われています。
VR/ARの問題点
VR/ARはどちらも優れた技術ですが、問題点もあります。技術的な問題(画面酔い、企画の不統一など)も大きな問題ですが、開発費用の高さや、クリエイターに対する報酬の少なさなど、それ以外の問題も少なくありません。こうした様々な問題点を解決するポテンシャルを秘めているのがVIBEhubであり、そのプラットフォームを支えるのがVIBEです。
VIBEhubは「VR/ARを創造・提供・利用するプラットフォーム」
VIBEhub上では、クリエイターは様々なコンテンツを提供し、消費者はそのコンテンツを利用できます。提供されるコンテンツはゲームはもちろん、ミュージシャンのライブ・コンサート、芸術個展、オンライン教育など多岐にわたります。
消費者はこれまでは「遠い」という理由で参加できなかったライブも、VIBEhubならば極めてリアルに「参加」できます(ただ見るだけのDVDやBDなどとは比べ物になりません)。消費者から見た場合、VIBEhubはVR/AR版Amazonのようなものなので、ネットショッピングに慣れている方ならば問題なく使えることでしょう。
一方、コンテンツの提供者は、そのような従来コンテンツを利用できなかった人たちにも届けられるようになるため、より多くの収益を受け取れます。第三者の介入によって不当に高い手数料を取られる心配もなく、能力に応じた適切な報酬を受け取れます。
VIBEhub上で支払いを行う際にはVIBEが必要になります。利用者が増えれば増えるほどVIBEの需要も増加するので、それに伴ってVIBEの価値も上昇することでしょう。
今後の開発について
VIBEのホワイトペーパーでは、2018年中のロードマップ(開発計画)が提示されています。計画の中で最も重要と思われるのが、2018年第三4半期に行われるARアプリケーションのテストです。テスト終了後は、既存のコンテンツとユーザーの作成したコンテンツが利用できるようになるため、コンテンツの提供者と消費者の両方が増えることが予測されます。
筆者が考えるVIBEの今後の将来性
現時点ではかなり有力であると考えています。VR/AR市場が今後成長することは想像に難くありません。市場の成長率については様々な機関が研究を発表していますが、Superdateは「2016年→2020年で10倍以上の成長」、IDCは「年率180%で成長」、ゴールドマンサックスは「2025年は約950米億ドルまで拡大、PCやスマートフォンに次ぐ第三のプラットフォームになる可能性あり」としています。いずれもかなり明るい見通しであり、市場の成長に沿っていくだけでVIBEも成長することでしょう。
似たようなプラットフォームにCappasityなどがありますが、現状ではVIBEhubが先んじています。
懸念点は、本当にVIBEの知名度の低さです。VIBEhub上では既存の仮想通貨(ビットコインやライトコイン)ではなくVIBEを使うわけですが、これが利用者の心理的なハードルを上げてしまう可能性は否定できません。少しずつブランディングや広告を進めて、信頼を勝ち取って欲しいものです。
VIBEが日本に上場する可能性
現時点で上場する見通しは立っていませんが、今後VR技術が進展すれば、どこかの取引所が上場する可能性はあるでしょう。ただソレはだいぶ先のことになるでしょうし、早く仕込んできたい方にはバイナンスなどの海外取引所の利用をおすすめします。
VIBEが購入できる海外の取引所一覧
- バイナンス
- HITBTC