目次
TNB(TimeNewBank/タイムニューバンク)の概要
通貨名称 | TNB(TimeNewBank/タイムニューバンク) |
---|---|
最大発行数 | 60億枚 |
公開日 | 2017年11月 |
公式サイト | https://tnb.fund/ |
ホワイトペーパー | https://tnb.fund/pdf/TNB_business_white_paper_en.pdf |
TNBの特徴や目指しているもの
TNBは、個人の時間を売買するプラットフォーム「Miao’A International Timechain(M.I.T)」上で使われるトークンです。時間の売買、というのは非常にわかりにくい概念ですが、要するに個人にお金を払って、その人に何かをしてもらうというサービスです。
M.I.Tの仕組みと売買の手順
M.I.T上では、個人が誰でも自由に自分の時間を売買できます。ただし、時間の価値は人によって異なり、例えば弁護士などの高度な知識があるとされる人の時間は高くなりますし、これと言った能力を持たない人の時間は安くなります。
個人の時間の価値は「科学的かつシステマチックな分析モデル」によって算出されます。具体的に個人の時間の価値をどのように計算するかまでは公開されていないようですが、能力が高く、変えが効かないような人の価値は高くなるものと思われます。
時間の買い手は、買った時間をそのまま使用することもできますし、第2次流通市場で売却することも出来ます。最初に買った価格よりも高く売れれば、差額は売却益となります。
タイムバンクとは違うM.I.Tの優位点
M.I.Tの最大の優位点は、ブロックチェーンを利用しているため、手数料が安いことです。
タイムバンクは時間を買いたい人と売りたい人をつなぐマッチングアプリです。このような企業が運営する「つなぐ」サービスは、利用者から手数料を徴収することによって成り立っています。タイムバンクの場合、入出金と時間の売買に手数料がかかります。
一方、M.I.Tはブロックチェーンによってその健全性を維持しているため、手数料はずっと割安です。TNBはこのシステム内で、価値をやり取りするためのトークンとして使われます。
M.I.Tでは誰が時間を売っている?
M.I.Tで時間を売るのは誰か。おそらく最初は芸能人や有名人などのすでに顔が売れている人たちが中心になるかと思います。しかし、その後は高い能力を持ちながらそれに見合った報酬を得られていない被雇用者にも使う可能性も考えられます。
企業には能力が高い人と低い人が混在していますが、支払われる給料は必ずしも能力に見合ったものではありません。給料が近いだけならまだしも、能力が低い人のほうが高い給料をもらっていることすら少なくありません。
能力の高い人は損をしているわけです。こうした人達が企業に見切りをつけて、より高い金額で自分を買ってくれる人へとなびいていくのはごく自然なことです。
筆者が考えるTNBの今後の将来性
現時点では判断が難しいです。TNBの価格が上昇するためにはM.I.Tが使われる必要があります。特に、影響力が大きい人に使われればベストですが、そのような人たちがM.I.Tを使うのかと問われると正直微妙なところです。
現時点ですでに一部の著名な人は前述のタイムバンクを始めていますが、M.I.Tはそれと比べると出遅れています。もちろん、前述の通りこちらは手数料などの面で優れてはいるのですが、だからといって使われるとは限りません。
TNBが日本に上場する可能性
現時点では日本に上場される見通しはありません。すでに多数の海外取引所に上場されているため、そちらを使うことをおすすめします。