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TIX(Blocktix/ブロックティック)の概要
通貨名称 | TIX(Blocktix/ブロックティック) |
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最大発行数 | 6250万枚 |
公開日 | 2017年1月 |
公式サイト | https://blocktix.io/ |
ホワイトペーパー | – |
TIXの特徴や目指しているもの
TIXは、イベント事業者のためのチケット偽造防止ソリューション「Blocktix」上で使用される、イーサリアムベースのトークンです。チケットの配布、宣伝、譲渡で度々問題となるチケット偽造を防ぐために開発されたものであり、多くのイベント事業者の助けになることが期待されています。
TIXの仕組み
Blocktixは、イーサリアムベースのブロックチェーンを活用することによって、チケット偽造問題を解決しようとするソリューションです。
イーサリアムはブロックチェーンの一種です。時価総額ランキングで2位に位置している仮想通貨「Ether」で稼働するものであり、スマートコントラクトを搭載しているのが特徴です。
Blocktixはチケットをスマートコントラクトで安価かつ安全にコントロール
Blocktix上では、安全にチケットの所有権をP2P形式で移行することができます。Blocktixのブロックチェーン上では、P2P形式で安全にチケットの所有権を移行することができます。通常、チケットを安全に交換するためには第三者を仲介するか、もしくは直接あって取引する必要があったのですが、Blocktixはそのような手間をなくしてくれます。P2P形式なので、サービスがダウンするリスクも殆どありません。
安全性を確保するためのスマートコントラクトは厳密な外部のセキュリティチェックを受けているので、確かな安全性があります。
コインの流通量
Blocktixを稼働させるのに必要なTIXの発行枚数は最大6250万枚です。ビットコインの2100万枚と比べると多いですが、ライトコインの8400万枚やモナコインの1億500万枚、リップル(XRP)の1000億枚と比べるとかなり少なめです。
コストの削減はイベント業界に隆盛をもたらす
スマートコントラクトを使って安価に、なおかつ効率的にチケットの流通がコントロールできるようになると、どのようなことが起こるでしょうか。
まず、チケット管理にかかる手間が少なくなるため、イベント業者はより安価にチケットを売り出すことができるようになります。あるいは、価格をあまり下げずに、利益を増やすということも可能になります。
安価にチケットが売り出されれば、イベント参加者の増加が期待できるだけではなく、それに参加するアーティストのモチベーションもアップします。
筆者が考えるTIXの今後の将来性
現時点では、それなりに期待しています。チケット偽造を防止するというニーズは確実に、しかもある程度の量が存在していますし、Blocktixの利用もそれなりに見込めるはずです。
ただし、TIXは現時点ではアルトコインの中でもさらにマイナーな草コインに過ぎないこともまた事実です。期待し過ぎは避けたほうがいいでしょう。
TIXが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の仮想通貨取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。