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TGC(Tigercoin/タイガーコイン)の概要
通貨名称 | TGC(Tigercoin/タイガーコイン) |
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最大発行数 | 約4353万枚 |
公開日 | 2013年9月 |
公式サイト | https://tigercoin.wordpress.com/ |
ホワイトペーパー |
TGCの特徴や目指しているもの
TGCは、ビットコインをベースにマイニングの手軽さと使いやすさの両立を目的とする暗号資産です。ビットコインのソースコードを元にした暗号資産であり、不定期でブロック報酬が大幅に増えるという特徴があります。
TGCの仕組み
暗号資産の大半は、全ての取引をブロックチェーンと呼ばれる台帳で管理しています。これはブロックと呼ばれる電子的な箱(ブロック)に個別の取引を格納し、それを電子的な鎖(チェーン)でつないだものです。ブロックの生成は世界中に散らばったマイナーと呼ばれる人達が行っています。
ブロックチェーンはその仕組みから取引記録の改ざんが極めて難しく、取引の健全性を保ちやすいのが特徴です。
ブロック生成の間隔(時間)は、暗号資産によって異なり、この間隔が短いほど送金速度が早くなる半面、安全性に問題が発生しやすいという欠点があります。送金速度と安全性はトレードオフの関係にあり、設計思想によってどちらを重視するかが異なっています。
ビットコインのブロック生成間隔は10分と、暗号資産の中では比較的遅く、安全性を重視していることがわかります。これに対して、TGCのブロック生成間隔は45秒であり、かなり送金速度を重視していることがわかります。どちらをより良いものと捉えるかは、アナタ次第です。
スーパーブロックによる報酬の増加
TGCでは、マイニング報酬にスーパーブロックを導入しています。これは、特別なブロックのマイニングに成功すると、普段よりも多くの報酬がもらえるという仕組みです。特別なブロックには「1時間に1回現れるブロック」と「1日に1回現れるブロック」の2種類があります。
通常のマイニングの成功報酬は128TGCですが、「1時間に1回現れるブロック」のマイニングに成功すると受取報酬は512TGC、「1日に1回現れるブロック」の受取報酬は1920TGCと、魅力的な上乗せが設定されています。
TGCの将来性
TGCの将来性は、現時点ではほぼ期待できないと考えています。前述の通り開発者は不明ですし、Twitterの更新も長年に渡り止まっているため、開発はほぼ終了しているのではないかと疑わざるを得ないからです。性能的にも特別優れた部分はなく、現状のままではやがて草コインに埋もれる可能性が高いでしょう。
TGCが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場しているので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。