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TEL(Telcoin/テルコイン)の概要
通貨名称 | TEL(Telcoin/テルコイン) |
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最大発行数 | 1000億枚 |
公開日 | 2018年1月 |
公式サイト | https://www.telco.in/ |
ホワイトペーパー | https://www.telco.in/docs/whitepaper.pdf |
TELの特徴や目指しているもの
TELは、モバイル決済のための暗号資産です。数多くの通信事業者と提携することで、モバイル端末とインターネット環境さえあれば、銀行口座がなくてものアプリで簡単に個人間送金やネットショッピングができます。
現状、5000億ドル規模と言われている海外送金市場の中でモバイル決済が占める割合は1%に過ぎませんが、はそうした市場絵図を大きく変える可能性を秘めています。
TELの仕組み
TELの基本的な仕組みは非常に単純です。まず、提携相手の通信事業者に対してTELを無償で配布して、通信事業者はそれをユーザに有償で配布します。ユーザーは配布されたTELを送金したり受け取ることができます。TELが販売、あるいは購入される度に、取引額の0.5%を手数料として受け取ります。
世界銀行の発表資料によると、2017年時点で銀行口座を保有していない成人(15歳以上)は世界に約17億人存在します。2011年の約29億人と比べてかなり減少したものの、それでも世界の成人人口の約30%に当たる人が口座を持てないままでいるのです(保有率が約70%である、とも言えます)。
一方、スマートフォンなどのモバイル端末の普及率は大幅に向上しています。国際電気通信連合によれば、2017年時点のモバイル端末普及率(契約数÷人口)は世界全体で103.5%、先進国で127.3%、新興国でも98.7%となっています。銀行口座はなくてもスマートフォンは持っているという人は多く、TELはこうした人たちのスムーズな送金を助けます。
は複数の通信事業者と提携しており、取引の際に銀行口座の提出も求められないため、銀行口座がない人でも安心して保有できます。
コインの配分はどのように行われる?
TELの発行枚数は前述の通り1000億枚であり、50%(500億枚)は通信事業者に10年賭けて無償で分配されます。この500億枚をユーザが買う度に、取引手数料が発生します。また、25%(250億枚)はICOですでに販売されています。残りはファンドなどに充填されます。
TELの将来性
TELの将来性は、現時点ではある程度期待できると考えています。国際送金の中のモバイル決済という未開の市場を相手にしているからです。OmiseGOなどのライバルとなるプロジェクトもありますが、分散投資先の1つとしては選択肢に入るでしょう。
TELが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。
TELが購入できる海外の取引所一覧
- Kucoin
- Simex