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STRAT(Stratis/ストラティス)の概要
通貨名称 | STRAT(Stratis/ストラティス) |
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最大発行数 | – |
公開日 | 2016年6月 |
公式サイト | https://stratisplatform.com/ |
ホワイトペーパー | https://stratisplatform.com/files/Stratis_Whitepaper.pdf |
STRATの特徴や目指しているもの
STRATは、ブロックチェーンを用いたアプリケーション開発をブロックチェーンに馴染みのない企業でもできるようにすることを目的とする暗号資産です。
この暗号資産を用いたプロジェクトはStratis(ストラティス)と呼ばれており、C#言語と呼ばれる非常にメジャーな言語を用いているのが大きな特徴です。
ブロックチェーンの普及と活用を阻むもの
幅広い分野での活用が期待されているブロックチェーンですが、現状ではブロックチェーンに対して十分な知識を持つ技術者が少ないので奪い合いになり、それが活用を阻んでいます。
ブロックチェーンに精通している数少ない技術者を暗号資産やその周辺分野で奪い合う状況は決して健全とはいえません。せっかくの優れた技術であっても、正しく使われなければ意味がありません。この状況の解決を目的としているのがStratisです。
C#言語対応で開発しやすさが魅力のStratis
Stratisの最大の特徴は、純粋なC#言語に対応していることです。C#はC言語やC++,Javaなどの影響を受けた、世界的にメジャーなプログラミング言語であり、それだけ多くの技術者が開発に参加できます。多くの技術者が参加すれば自然と価値のあるブロックチェーンもたくさん生まれます。
また、Stratisでは、既存のブロックチェーン上に既存のブロックチェーンを利用して新たなブロックチェーンを作成するサイドチェーンの作成もできます。サイドチェーンを使えば、イーサリアムなどの他のプラットフォーム上のアプリと結びついたアプリを開発することも可能です。作成したサイドチェーンを利用するときにSTRATが必要です。つまり、Stratisが広まり、多くの人がサイドチェーンを作ろうとするほどSTRATの価値も高まっていくわけです。
高い匿名性を維持するためのTumblebit
Stratisでは、ビットコインの匿名送金サービス「Tumblebit」を採用しています。これは簡単に言えば、暗号資産の取引に匿名性を与える仕組みです。取引に当たって、送金者はTumblerという仲介者を介して送金します。
Tumblerは複数の送金者から受け取った暗号資産をよくかき混ぜミキシングしてから送金します。この仕組みは暗号資産DASHでも採用されています。
STRATの将来性
STRATの将来性はかなり有望といえます。暗号資産に対して否定的な意見は少なくありませんが、ブロックチェーンについて否定的な意見はそれと比べると遥かに少ないです。暗号資産は十分普及しないが、ブロックチェーンの有用性は認めている専門家も少なくありません。
そういった意味では、ブロックチェーンを中小企業でも気軽に使えるStratis、そしてそこで使われるSTRATは非常に将来有望と言えるでしょう。開発状況の報告も頻繁にされているので、現時点では順調です。
STRATが日本に上場する可能性
現状、日本の取引所にSTRATが上場される見通しは立っていません。早めに買いたい場合は海外取引所の利用をおすすめします。