STORJの特徴と将来性、STORJが購入できるおすすめの取引所

STORJの今後の将来性

STORJ(ストレージ)の概要

通貨名称 STORJ(ストレージ)
最大発行数 2014年7月
公開日 4億2500万枚
公式サイト https://storj.io/
ホワイトペーパー https://storj.io/storj.pdf

STORJの特徴や目指しているもの

STORJは2014年に公開された、分散型クラウドストレージを作成するプラットフォーム、及びその中で使われるトークンの名称です。
コンピュータの性能の向上に伴い需要が増加しているクラウドストレージの覇権を握るかもしれないプラットフォームであり、注目に値する暗号資産でもあります。

現在のクラウドストレージが抱える問題点

クラウドサービスは、インターネットに接続できる環境があればいつでもどこでもデータにアクセスできるので、導入コストが比較的安いことをはじめ、ファイル共有が簡単になるのでデータ共有やの簡便化や事故・災害へのリスクヘッジにもなるなどのメリットが期待できます。

その反面、クラウドサービスに障害が発生したときにはデータにアクセスできなくなり、ハッキングによる情報流出の可能性が大きくなるなどのデメリットがあります。

中央集権的なクラウドサービスのメリット・デメリット

現行のクラウドサービスはサービスを提供するIT企業にデータが集中するため、どうしても中央集権的な運営になりがちであり、IT企業に資本が集中する大きな要因となっています。このような現状の問題点を解決するために作られたのが、Storjというプラットフォームです。

空いているディスクスペースを融通し合う「STORJ」

STORJでは、複数のコンピュータを相互接続してネットワークを構築して、そのネットワーク内で互いにディスクスペースを融通し合います。

STORJのネットワークに参加しているコンピュータがファイルをアップロードするときには、そのファイルが32MBのShardと呼ばれる断片に40分割された上で暗号化されて、ネットワークに保存されます。アップロードは専用アプリの「Metadisk」を経由して、アップロード時にSTORJを支払います。ディスクスペースを貸し出した人には、見返りにSTORJで報酬が支払われます。

安くて安全なクラウドサービス目指すSTORJ

クラウドサービスにSTORJを使うメリットはいくつかありますが、最大のメリットとなるのが「安くて安全」です。STORJの価格は月額0.015ドル/GBであり、既存の有料のクラウドストレージと比べて割安です。また、既存のクラウドストレージサービスは予め用意されたプラン(容量)から選ぶ必要がありますが、STORJは完全従量制なので容量の無駄がありません。また、最初の1年間は25GBまで無料で使えます。

安全性に関しては、ネットワーク上の知らない相手のコンピュータにデータを保存するということで一見危険にも見えますが、実際には極めて安全です。データは多数のコンピュータに保存されているため、ネットワークの一部で障害が起こってもデータが取り出せなくなる恐れはありません。

STORJの将来性

Storjの将来性は有望である反面、競合するサービスとの兼ね合いは気になるところです。既存の中央集権型クラウドサービスにデメリットがあるのは確かですが、大企業が運営しているという安心感があり、それが多くのユーザーを惹きつけていることは否定できません。

気になるのが別の分散型ストレージサービスです。特にFilecoinは年間20万ドル以上稼いでいるか、もしくは1億ドル以上の資産があるものしか参加できない「富裕層向けICO」として2億ドル以上の資金調達に成功しており、その豊富な開発資金がFilecoinにとって大きな脅威となることは間違いなさそうです。

Siaは企業向けのサービスであり、どちらかと言えば個人向けのSTORJとは競合するわけではありませんが、同じクラウドサービスである以上、意識せざるを得ません。現状、これらのサービスと比べてStorjに明確な優位点があるわけではなく、ここが将来の課題といえます。

STORJが日本に上場する可能性

サービス自体は将来性があるため、5日上場する可能性は高いですが、他のアルトコインを差し置いて今すぐ上場ということはなさそうです。早めに仕込みたい場合は、バイナンスやポPoloniexなどの海外取引所の利用をおすすめします。

STORJが購入できる海外の取引所一覧

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