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SNM(SONM/ソン)の概要
通貨名称 | SNM(SONM/ソン) |
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最大発行数 | 4億4400万枚 |
公開日 | 2017年3月 |
公式サイト | https://sonm.com/ |
ホワイトペーパー | – |
SNMの特徴や目指しているもの
SNMは、イーサリアムをベースにしたプラットフォームで、マシンパワーの貸し借りの際に、このSNMが通貨として利用されます。
フォグ・コンピューティングでマシンパワーを貸借する
モノのインターネット(IoT)の時代となり、モノとインターネットが繋がるようになり、モノの情報もオンライン化されて、蓄積されたデータを分析して、改善・改良が進められています。
IoT化が進むことで将来的には500億のモノがインターネットに繋がるとも言われていて、膨大な通信量によるクラウド側の処理遅延やコストの膨張が懸念されています。
フォグ・コンピューティングでクラウドの処理負担を軽減
この問題を解決すると期待されているのが、端末とクラウドの間に霧(フォグ)を置いて、フォグで分散処理をすることクラウドでしていた一括処理を分散でクラウド側の負担を減らすフォグ・コンピューティングです。
開発のためのパッケージツール「Yandex.Cocaine」
Yandex.CocaineはPaasの実行です。PaaSはPlatform-as-a-Serviceの略で、クラウドサービスの一種です。簡単にいうとネットワークのインフラやOSのプラットフォームを用意しておき、すぐに開発ができる環境を用意しておきます。これにより、開発作業の簡略化、コストを抑えることができます。
Docker Containerで並列処理を実現
Docker Containerは、コンピューティングを並列処理を実行できる独立した環境を用意します。フォグの分散型コンピューティングをサポートするアプリケーションです。
BtSync ユーザーサイドのP2P技術
BtSyncは、P2Pネットワークのシステムです。ユーザーが迅速かつ安全にデータ送信ができるためのシステムです。
Whisper ノードのためのP2P技術
WhisperもBtSyncと同じくP2Pネットワークのシステムですが、Whisperはノード間のシステムです。ユーザー用とノード用に分けることで迅速な処理ができるようになっています。
SNMの将来性
SNMの今後については、あまり楽観的にはなれません。2018年1月6日、暗号資産DADIのホワイトペーパーがSNMの盗用ではないか?というニュースが流れました。ホワイトペーパーの一部があまりに酷似していたからです。しかし、DADI側はすぐに公式に発表を行い、ことは大きな混乱を招く前に収束しました。
そもそも、SNMはフォグ・コンピューティングでスーパーコンピューターを作ろうとしていますから、平たく言うとハード側。DADIはプラットフォームの用意までは同じですが、そのプラットフォーム上でWEBサービスを展開するのが目的なのでソフト側になります。プラットフォームは似ていますが、プロダクトは競合とは言い難いですね。
SNMが日本に上場する可能性
当分は日本の取引所に上場することはないと思います。購入する際は、海外の取引所から購入してください。