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SC(Siacoin/シアコイン)の概要
通貨名称 | SC(Siacoin/シアコイン) |
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最大発行数 | – |
公開日 | 2015年6月 |
公式サイト | http://sia.tech/ |
ホワイトペーパー | http://www.sia.tech/sia.pdf |
SCの特徴や目指しているもの
SCは、分散型クラウドストレージ「Sia」上で流通するトークンです。Siaは現在多くの企業から提供されている中央集権型のクラウドストレージよりも安全で、なおかつ安価(従来の価格の10分の1程度)で使えるサービスを目指しています。
SCの仕組み
Siaは、ブロックチェーンを用いた分散型クラウドストレージであり、ストレージが余っている個人や企業が、ストレージが足りない個人や企業に対して貸し出すサービスとして設計されていて、その支払にSCが使用されます。
預けたデータは企業の用意する特定のサーバーではなく、世界中の数十以上のコンピュータに分散保存されます。データは分割・暗号化されるため、預けたファイルにアクセスできるのは本人だけです。そのため、個人はもちろん、情報漏えいに気を使う企業も安心してサービスを利用できます。
データは細かく分割されるため、一部のコンピュータがダウンしたときでも問題なくサービスを利用できます。
コストは従来の10分の1以下に
Siaは、従来のクラウドストレージの10分の1程度のコストで利用できます。公式Webサイトで解説されているところによれば、月間5TBを利用したときの価格は、以下のとおりです。
- Sia:10ドル
- Amazon S3:115ドル
- Google Drive:100ドル
- Microsoft Azure:120ドル
個人はストレージを貸し出してお金を稼げる
Siaはストレージの貸し借りをするサービスであり、個人でも企業でも自由にストレージを貸し借りできますが、基本的に個人は貸し出し、企業は借りる立場になります(もちろん、その逆も認められます)。
個人は基本的に貸し出す側、企業は基本的に借りる側、ということになります。個人は全く使っていないストレージを貸し出すだけでお小遣い稼ぎができ、企業は従来の中央集権型のクラウドストレージよりもずっと安く、しかも安全に分散型ストレージを使用できます。双方にとって大いに得があるシステムと言えます。
SCの将来性
現状では、かなりの将来性があると考えています。安全に使えるクラウドストレージは多くの企業が欲しているものですし、個人は深く考えずにお小遣い稼ぎができます。
ただ、ブロックチェーンとクラウドストレージを組み合わせたプロジェクトは多数存在するため、競合との競争や、それに伴う淘汰が起こる可能性は高いです。分散投資も考えたほうがいいでしょう。
SCが日本に上場する可能性
現時点では日本の仮想通貨取引所には上場していません。すでに複数の海外の仮想通貨取引所に上場していますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。