SBTCの特徴や将来性、SBTCが購入できるおすすめの取引所

SBTCの特徴やBTCとの違い、将来性について解説

SBTC(SuperBitcoin/スーパービットコイン)の概要

通貨名称 SBTC(SuperBitcoin/スーパービットコイン)
最大発行数 2121万枚
公開日 2017年12月
公式サイト http://supersmartbitcoin.com/
ホワイトペーパー

SBTCの特徴や目指しているもの

SBTC(スーパービットコイン)は、ビットコインから分裂して生まれた暗号資産です。従来のビットコインにいくつかの機能を追加したまさにスーパーなビットコインであり、様々な暗号資産の良いとこどりをしているのが大きなポイントです。

SBTCの仕組み

SBTCはビットコインから分裂した暗号資産ということもあり、基本的な性能はビットコインに似ていますが、一方でビットコインには見られない有益な機能も搭載されています。これらの機能はいずれも他の暗号資産に搭載されたものであり、そういった意味ではSBTCは「すべての暗号資産の良いとこどりをした暗号資産」であるとも言えます。
代表的な機能は以下の4つです。

  • ライトニングネットワーク
  • スマートコントラクト
  • ゼロ知識証明
  • 8MBのブロックサイズ

ライトニングネットワークは、ネットワークで直接接続されていない者同士が、安全かつ確実にブロックチェーンの外(オフチェーン)で取引を行う技術、スマートコントラクトは、契約を自動で実行する仕組みです。予め契約の内容と、それが実行されるための条件を定義しておくと、その条件が満たされたときに、自動で契約が実行されます。
ライトニングネットワークとスマートコントラクトについては別記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
》「ライトニングネットワーク」の解説記事はこちら
》「スマートコントラクト」の解説記事はこちら

ゼロ知識証明は暗号理論の1つで、「自分の情報が真である」ということ以外を伝えずに、その情報が確かに真であることを外部に説明する手法のことです。情報の中身を伝えずに、知っていることだけを証明する手法とも言えます。Zcashを筆頭とするいくつかの匿名通貨で採用されています。

8MBのブロックサイズは、ビットコインの8倍です。ビットコインはSegwitを導入することによってスケーラビリティ問題を解決しようとしましたが、結局のところ十分なデータ圧縮は行われず、問題は十分に解決されませんでした。一方、ビットコインから最初に分裂したビットコインキャッシュは8MBのブロックサイズを採用し、問題を大幅に解決しました。

暗号資産のアップデートと分裂の仕組み

暗号資産は電子データであるため、発行した後も比較的簡単に随時アップデートできるのが大きな特徴です。暗号資産のアップデートには互換性のあるソフトフォークと、互換性のないハードフォークがあります。後者のほうがより大規模なアップデートである、と考えていただければだいたい間違いありません。

アップデートに当たってソフトフォークを採用するか、ハードフォークを採用するかはその暗号資産のユーザー(開発者、マイナーなど)の意向次第です。現実的に見た場合、ハードフォークはユーザー同士で合意が取れなかった場合に行われることが多いようです。ユーザー同士で意見が別れているので、暗号資産も別れさせてそれぞれが望む暗号資産を使ってもらおう、という考え方をするわけです。

例えば、ビットコインキャッシュは、開発者とマイナーの意見が対立したために分裂で誕生した暗号資産です。

ビットコインキャッシュが誕生する直前、開発者とマイナーはスケーラビリティ問題(ビットコインのブロック容量が小さすぎるために発生する諸問題)の解決方法で対立していました。開発者は問題解決のためにSegwitという個々の取引サイズを小さくする手法を支持していましたが、マイナーはブロック容量を大きくする手法を支持していました。

両者の対立は埋まらず、ビットコインは分裂し、ブロックサイズが従来の8倍で、ビットコインと互換性のないビットコインキャッシュが誕生。多くのマイナーは新しく誕生したビットコインキャッシュのブロックを伸ばしていくことを選びました。

ビットコインキャッシュの誕生を皮切りに、ビットコインコミュニティ内の対立は表面化し、複数回に渡る分裂が行われました。今回紹介するSBTC(スーパービットコイン)も、その分裂の1つで誕生したものです。

SBTCの将来性

現時点では将来性はあまり感じられません。確かに機能だけ見ればビットコインよりも優秀な点が多いのですが、時価総額はビットコインはもちろん、ビットコインキャッシュやビットコインゴールドなどの他の分裂組にも大きく遅れを取っている状態です。

ビットコインは2017年末から2018年初頭にかけて、複数回の分裂を起こしています。分裂が起こることそのものは日常茶飯事ですが、あまりにも分裂しすぎたせいで市場の信頼を失っている感は否めません。参加者には暗号資産に詳しくない人も多く、そうした人たちが分裂の果てにできたSBTCを避けている感があります。

SBTCが日本に上場する可能性

現時点では日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外の取引所に上場されていますので、今買いたい場合はそちらを利用しましょう。

SBTCが購入できる海外の取引所一覧

  • OKEx
  • Gate.to
  • CoinEgg
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