目次
RDD(Reddcoin/レッドコイン)の概要
通貨名称 | RDD(Reddcoin/レッドコイン) |
---|---|
最大発行数 | -(毎年5%程度増加) |
公開日 | 2014年2月 |
公式サイト | https://reddcoin.com/ |
ホワイトペーパー | https://www.reddcoin.com/papers/PoSV.pdf |
RDDの特徴や目指しているもの
RDDは、既存のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で活用されることを目的に、ライトコインベースで開発された高速送金に対応した暗号資産です。
RDDの仕組み
ライトコインは、発行枚数が少ないことと送金時間が長いというビットコインの欠点を解消するために開発された暗号資産です。ビットコインの4倍の発行量と、4倍のブロック生成スピードが大きな特徴です。
RDDはライトコインをベースに作られているため、基本的な性能は似通っていますが、違う点もあります。両者の主な違いをまとめてみました。
ライトコイン | RDD | |
---|---|---|
ブロック生成スピード | 2.5分 | 1分 |
想定されている用途 | 日常的な決済 | SNS上での気軽な送金 |
コンセンサスアルゴリズム | PoW | PoSV |
PoSVの仕組み
RDDはコンセンサスアルゴリズムにメジャーなPoSを改良したProof of Stake Velocity(PoSV)を採用しています。これは暗号資産の保有量と運用量(使用量)が多いコンピュータに対して、ブロックチェーンへ記帳し、新規発行された暗号資産を受け取る権利が与えられるシステムです。
PoSでは暗号資産の保有量のみが評価対象ですが、PoSVでは保有量と運用量(使用量)が評価の対象となります。PoSと比べて暗号資産が1箇所にとどまりにくく、経済が活性化しやすいのが大きなメリットです。
RDDの発行枚数
RDDは当初109億枚という発行上限がありましたが、2014年後半に撤廃され、発行上限は無制限となりました。発行上限がなくなったことでインフレリスクが懸念されますが、1年あたりの供給量増が5%を超えることがないように調整されるため、短期間の間に急激なインフレを起こすリスクは低いです。
RDDの将来性
RDDは2014年2月に公開された比較的古い暗号資産ではありますが、その古さの割りには開発は進んでいません。
2014年9月には公式からSocial Xという新たなプロジェクトが始動すると発表されました。このプロジェクトは6ヶ月で終了する予定だったのですが、それから3年以上たった今もプロジェクトの終了が発表されていません。このことから、RDDはスカム(詐欺)ではないかとも噂されています。
また、RDDはSNS上で使用される暗号資産を目指していますが、現在に至るも大手SNSと提携する話は聞かれず、今後その可能性も低いと言わざるを得ません。
RDDが日本に上場する可能性
現時点では日本の暗号資産取引所には上場する見通しは全く立っていません。現時点ですでに複数の海外の暗号資産取引所に上場されていますので、購入する場合はそちらを利用するといいでしょう。