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QKC(QuarkChain/クラークチェーン)の概要
通貨名称 | QKC(QuarkChain/クラークチェーン) |
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最大発行数 | 100億枚 |
公開日 | 2018年6月 |
公式サイト | https://www.QKC.io/ |
ホワイトペーパー | https://www.QKC.io/wp-content/uploads/2018/11/QUARK-CHAIN-Public-Version-0.3.5.pdf |
QKCの特徴や目指しているもの
QKCは、10万件/1秒の世界最高標準クラスの処理能力を持つ分散型アプリケーション(DApps)プラットフォーム「QKC」で流通するトークンです。その特徴として、他の暗号資産との取引リスクとなる「送金詰まり」を解消している点があげられます。
QKCの仕組み
QKCの特徴は、圧倒的な処理速度を背景に送金詰まりが極めて発生しづらいことです。送金詰まりとは、送金依頼が処理性能を上回ることが原因で起きる送金の遅れです。
QKCの処理速度は10万件/1秒と既存の全ての決済システムを上回る処理速度を誇り、送金詰まりが起こることはまず無いと考えられます。
2重レイヤー構造で高い処理性能を実現
QKCの高い処理性能を支えるのが、2重レイヤー構造です。QKCは大量のトランザクションを細かいグループに分けて取引の承認を行う第1層(シャードレイヤー)と、処理されたブロックをまとめる第2層(ルートチェーン)に分けられています。第1層で仕分けと検品を、第2層ではその出荷を行うとイメージして下さい。
イーサリアムへの移行も簡単
QKCのネットワークは、Ethereum Virtual Machine(EVM)というプログラム実行環境を採用したスマートコントラクトを採用しています。この仕組みがあるため、開発者はイーサリアム上で構築したDAppsを、簡単にQKCに移すことができます。
すでにイーサリアム上には複数の分散型アプリが構築されていますが、開発者が望めばそれをそっくりそのままQKC側に移せるようになるわけです。イーサリアムは複数の大企業がその活用を目論む有望なプラットフォームであり、あちらが賑わうに連れてQKCもその恩恵を受けられます。
QKCの将来性
現時点ではまずまず将来性があると考えています。1秒10万件という圧倒的な処理速度はやはり魅力的ですし、イーサリアムからの移行が容易というのも見逃せません。イーサリアムと競合する部分がある一方で、共存する部分もあるのも評価点です。
ただし、分散型アプリケーションプラットフォームはQKCの他にもNEOやLISKなどがあり、その競合という相応のリスクが有ることも忘れないほうがいいでしょう。
QKCが日本に上場する可能性
現時点では日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでにバイナンスを筆頭にいくつかの暗号資産取引所に上場していますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。