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Q2C(QubitCoin/キュービットコイン)の概要
通貨名称 | Q2C(QubitCoin/キュービットコイン) |
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最大発行数 | 約2億4800万枚 |
公開日 | 2014年1月 |
公式サイト | https://qubitcoin.cc/ |
ホワイトペーパー | – |
Q2Cの特徴や目指しているもの
Q2Cは、2014年1月に公開された、GPU・CPUでのマイニングを実現した暗号資産です。もともとはコミュニティ用の通貨として作られた草コインでしたが、最近は新たなディベロッパーのもとで開発が進められています。
Q2Cの仕組み
Q2Cの最大の特徴は、ブロックサイズの生成スピードが30秒と非常に短いことです。ビットコインのブロック生成スピードは10分なので、単純計算ではQ2Cが20倍早いということになります。ブロック生成スピードが早いぶん取引スピードも早く、そのぶん高速取引が可能です。
ブロックサイズは小さめ
正確な数値は非公開ですが、Q2Cのブロックサイズはビットコインの1MBよりも小さめに設計されています。ブロックサイズが小さいため、マイニング専用ではないGPUやCPUでも比較的簡単にマイニングできるわけです。PCの容量の大部分を占めることもありません。
ただし、ブロックサイズの小ささがマイナスに働くこともあります。小さいブロックサイズは、ブロック状に記録できる取引数が少ないことでもあります。今後、時間あたりの取引が増加すると、ブロック内に取引を記載しきれず、送金遅れや手数料の高騰が発生する可能性があります。
こうした問題はスケーラビリティ問題と呼ばれ、顕在化しているビットコインでは解決が必要な課題として認識されています。その結果、取引サイズを小さくするSegwitが導入されたり、ブロックサイズが大きいビットコインキャッシュが誕生したりしています。
Q2Cはブロックサイズが小さくても問題ない用途を想定して設計・開発されたようですが、今後取引量が増えるとQ2Cでも同様の問題が起きかねません。
Q2Cの将来性
Q2Cの将来性は、かなり厳しいものがあると考えています。暗号資産としての性能自体は最低限備えていますが、抜きん出て優れている要素はありません。誕生からすでに4年半が経過しているにもかかわらず、時価総額は低水準で推移していますし、周知活動も殆ど行われていません。SNSも4年以上停止しています。
今後投機筋の対象となって一時的に値上がりすることがあるかもしれませんが、長期的には忘れ去られゆくものだと思っています。
Q2Cが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに海外取引所に上場していますので、気になるという方はそちらを使うといいでしょう。