PTCの特徴と今後の将来性、購入できるおすすめ取引所まとめ

PTCの特徴と将来性、購入できる取引所まとめ

PTCの概要

通貨名称 PTC(Pesetacoin)
最大発行数 1億6600万枚
公開日 2014年1月
公式サイト http://pesetacoin.info/
ホワイトペーパー

PTCの特徴や目指しているもの

PTC(ペセタコイン)は、ビットコインとライトコインをベースにした、スペインのユーザー向けの仮想通貨です。Pesetaはスペインで1998年まで発行されていたスペイン(及びアンドラ)の法定通貨の単位で、カタルーニャ語で「小さな」という意味の単語です。

スペインの概要と経済状況

人口 約4600万人(日本の約0.36倍)
面積 約50.8万キロ平米(日本の約1.34倍)
2017年時点での1人あたりGDP 約2万8300ドル(日本の約0.73倍)

スペインは南西ヨーロッパのイベリア半島に位置する立憲君主制国家です。陸続きで西にポルトガル、南にジブラルタル、北東にフランスとアンドラがあります。首都はマドリードです。

一般的には「情熱の国」「闘牛」といったイメージが強いスペインですが、現在は経済的に苦しい状態が続いています。ユーロを導入し、欧州連合の一員となってからしばらくは非常に高い経済成長率を維持していたのですが、それはやがて不動産バブルへと繋がりました。

リーマンショックで世界金融危機に直面するとスペインの経済は停滞し、不動産価格は暴落、銀行の不良債権比率が拡大し、経済成長率は大幅なマイナスに転じます。2014年以降は再び堅調な経済成長率が続いていますが、財政赤字の拡大と高い失業率が課題となっています。

特に失業率の高さは深刻です。世界経済のネタ帳(URL:http://ecodb.net/ranking/imf_lur.html)によれば、2017年時点でのスペインの失業率は17.23%で、106カ国中8位です(日本は2.88%で99位)。特に若年層の高い失業率は深刻で、内閣府によれば、16歳~24歳の若年層の失業率は44.5%にも達しています。大卒でも31.6%、中卒では53.7%であり、さらに非正規雇用の割合も40%で高止まりしています。

また、スペインでは銀行を始めとする金融機関の経営難、腐敗も問題となっています。スペインの銀行の不良債権比率は約5.5%で、日本の都市銀行の1.2%、地方銀行の2.3%を大きく上回っています。

2017年には横領の罪で大手金融機関バンギアの代表であったロドリゴ・ラト氏を筆頭に65人が横領の罪で有罪判決を受けており(ロドリゴ氏ら一部は実刑判決)、金融不安はいまだに続いています。

こうしたさなか、スペイン国内で注目が高まっているのが仮想通貨です。スペイン中央銀行は「仮想通貨は現時点では利点よりリスクが多い」としているものの、その一方で議会では技術革新とブロックチェーンを優遇する規制が支持されました。

PTCはこうした新たな段階に入りつつあるスペインでの定着を目指した仮想通貨であり、従来の金融機関に対する不信を募らせるスペイン人を主なターゲットとしています。

PTCの特徴

PTCはスペインでの仕様を想定して作られた仮想通貨です。スペインの人たちは金融機関を介することなく、直接お金を取引できます。スペイン人でなければ保有できないわけではなく、最近は経済状態に難がある国が多いヨーロッパで(日本もあまり他所の国のことをどうこう言えるレベルではありませんが)広く薄く保有されています。西欧はもちろん、東欧にも非常にゆっくりですが浸透しつつあります。

弱小マイナーに対する優遇

PTCの特徴として、弱小マイナーを優遇していることが挙げられます。マイナーとはマイニング(仮想通貨の取引履歴をブロックチェーンに記録し、その見返りとして報酬を受け取る行為)を行う人達の総称です。マイニングは計算競争によって成り立っており、最も早く計算をとき終えた人に対して報酬を受け取る権利が与えられます。

この仕組のもとでは、高性能な計算力を持つコンピュータ(ASIC)を多数保有するマイニンググループに報酬が集中してしまいます。マイニングの寡占化はビットコインを筆頭に、マイニングの仕組みを採用している多くの仮想通貨で発生している、もしくは将来の発生が懸念される重要な事項です。

PTCはASIC耐性をもたせることによって、この問題を解決しています。ASIC耐性とは、読んで字のごとくASICに対する抵抗性のことです。ASICは1つのハッシュ関数しか採用していない仮想通貨は高速でマイニングできるものの、複数のハッシュ関数を採用している仮想通貨のマイニングは極めて苦手です。PTCはこの原理を活用することによってマイニング耐性を確保しています。

大手マイニンググループの力が相対的に弱まれば、弱小マイナーでもマイニングができるようになります。弱小マイナーが増えればそれが分散化になります。

筆者が考えるPTCの今後の将来性

現時点では、あまり将来性はないと考えています。コンセプトは面白いですが、主な対象地域が絞られており、世界的な需要を得るには至らなそうだからです。加えて、誕生からすでに4年も経っているにもかかわらず時価総額は約2億7000万程度と伸び悩んでいます。特別な機能があるわけでもなく、基本的にビットコインやライトコインで事足りると考えると、あまりお薦めはできません。

PTCが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。

PTCが購入できる海外の取引所一覧

  • Bittrex
  • LiteBit
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