目次
PSTの概要
通貨名称 | PST |
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最大発行数 | 1億枚 |
公開日 | 2017年8月 |
公式サイト | https://primas.io/ |
ホワイトペーパー | – |
PSTの特徴や目指しているもの
PSTは、Restoring Health to the Internet(インターネットの健康回復)」をスローガンとして掲げて、コンテンツの作成や取引ができる分散型プラットフォーム「Primas」上で使用されるトークンです。
コンテンツ業界の問題点
インターネットには無数の無料コンテンツがあふれていて、その気になればいくらでも潰せるような時代です。消費者にとってはなんともありがたい時代ではありますが、一方で最近はコンテンツの氾濫が問題視されるようになりました。
検索エンジン大手のGoogleは、低品質なコンテンツが上位表示されないようなアップデートを日夜繰りかえしていますが、コンテンツ側もさまざまな手段で上位表示させようとするイタチごっこが続いています。
Primasの仕組み
Primasはイーサリアム上に構築されたコンテンツの作成・取引のためのプラットフォームです。作者やコンテンツの発表日時などが含まれたデータ(PRIMAS DNA)という独自の仕組みを中心に、コンテンツをめぐるさまざまな問題の解決を目指しています。
各ユーザーにはネットワーク上で使用されるID(PRIMAS ID)が付与されることで、無責任な発言を抑制したり、質の高いコンテンツを評価したりするのに使われます。この仕組みにより、低品質なコンテンツの量産は意味をなさなくなります。
PRIMAS上にアップロードされたコンテンツには自動的に著作権が与えられるため、簡単にそれが自身の創作物であることを証明できます。
コンテンツを評価する仕組み
Primasにもコンテンツを評価する仕組みがありますが、その仕組は従来のものとは大きく異なります。コンテンツの評価軸として従来は閲覧回数(PV)が重視されていましたが、Primasではそれに加えて社会的な推奨やコンテンツの普及、著者のクレジットなどが大きく加味されます。
トークン設計
Primas上ではPSTというトークンが使われます。このトークンは条件によって消費されたりロックされたりします。長期的にみれば全体的には減少する設計になっているため、時間が立てば立つほど枚数が少なくなり、そのぶん価値は上昇します。総発行枚数は1億枚であり、ICO終了時点では5100万枚が発行されました。
残りは創設チーム、エコシステムの構築とインセンティブ、法的事項などに回されます。
筆者が考えるPSTの今後の将来性
現時点では、多少は期待してもいいのではないかと思っています。コンテンツ業界が抱えている問題点を解決する、というのはやはり魅力的です。ただ、コンテンツ×ブロックチェーンのプロジェクトは他にも多数存在する(Steem、ALISなど)ため、その中での競争に勝てるかどうかが問題となりそうです。
PSTが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
PSTが購入できる海外の取引所一覧
- Bithumb
- Gate.io
- OKEx