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POWR(Power Ledger/パワーレジャー)の概要
通貨名称 | POWR(Power Ledger/パワーレジャー) |
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最大発行数 | 10億枚 |
公開日 | 2017年7月 |
公式サイト | https://powerledger.io/ |
ホワイトペーパー | – |
POWRの特徴や目指しているもの
POWRは、オーストラリアのPower Ledger株式会社によって運営されるERC20準拠のトークンです。オーストラリア初のICOとなったPOWRは電力系としては初のトークンだった為、注目を集めました。
POWRの仕組み
POWRでは、自家発電した電力を、電力会社を仲介せずにユーザー同士で直接売買できます。第三者を仲介しないことで買う側にも売る側にも良い条件で取引をすることができます。電力の中央集権的システムを解消することも期待できます。POWRはそんなことができるプラットフォームを目指しています。
水道や電力などのインフラ産業は大手企業が独占しています。電力は生活に必ず必要なものですから、国が介入することも多いですが、いずれにしろ中央集権システムの最たるものです。POWRのP2Pネットワークを利用した取引は、この中央集権を崩すことが期待されます。
別建てのトークン「Sparkz」で取引をする
POWRも他の仮想通貨と同様に価格変動が激しいのが特徴です。そのため、POWRを電力の取引の通貨として利用するのは好ましくありません。そこでPOWRではなく電力価格を反映したSparkzという仮想通貨で取引をします。価格安定化、取引所間の価格差の解消も期待できます。
POWRの将来性
POWRの将来性ですが、よくわからない、というのが正直なところです。
再生可能ソーラー系のトークンであるPOWRは実用性もあり、ニーズも高いでしょう。P2Pで電力会社を仲介しないことで電力の売買ができれば、買う方にも売る方にもメリットがあります。オーストラリアや海外の大手企業が出資している、という点も投資家目線で見れば嬉しい材料です。アプリも魅力的です。電気自動車はもちろん、移動できる電源ポートも画期的です。投資家に対してアピールできる大きなポイントでしょう。
いくらいいプロダクトだとしても、そのプロダクトが自分の利益を脅かすのであれば、排除しようと思うのは当然です。POWRが世の中に浸透していくにはまだ時間がかかりそうです。
POWRが日本に上場する可能性
関西電力と共同開発をしているとから、将来的に国内の取引所に上場する可能性もなくはないものの、現時点ではPOWRが上場するというニュースはありません。仮に購入を検討するのであれば、海外の取引所で購入するのが基本です。